ホップの特徴とハーブティー
ホップはつる性の多年草で、栽培の歴史は古く、ビールの苦みの元としてよく知られています。
和名はセイヨウカラハナソウです。
ホップは雌雄異株で、ビールに使われるのは雌株だけです。
イギリスのエール(ビールの一種)には、伝統的に用いられていません。
ホップのハーブティーは、味がほとんどなく、香りはビールより少しツーンとくる感じで少し苦みがあります。
お湯を注 ぐとホップの花がふわぁと広がりとてもきれいです。
ホップの効果と薬効
ホップには鎮静効果があるので、不眠症の治療に用いられ、ホップの花を枕に入れた安眠枕も広く利用されてきました。
ホップは中枢神経に働きかけ、緊張や不安をやわらげてリラックスさせてくれます。
消化促進作用もあるので、おなかが張っているときなどに飲むのも効果的です。
ブレンドティーにして、夕食後に飲むと、消化不良を解消し、深い眠りに誘ってくれます。
ホップは月経前の緊張症や不安、不眠などの更年期の諸症状の緩和のために用いられています。
ホップを入浴剤として利用すると、疲労回復の効果があります。
女性のためのホップと言われ、男性が用いることによりホップの鎮静効果とエストロゲン作用が性欲を減退させるとされています。
中枢神経に弱い抑制作用を及ぼすので、うつ病の症状がある方は服用を控えてください。
ホップのハーブティーの入れ方と飲み方
ホップは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶花をハサミで切っておくと成分や香りが抽出しやすくなります。
ホップのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のホップをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま2分〜3分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。