リンデンの概要
リンデン LINDEN
シナノキ科 落葉高木
【学名】 Tilia
Eurapaea
【利用部分】 花、葉
【浸出時間】 5〜8分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 ヨーロッパとしては街路樹として一般的。
【薬効】 緊張緩和。不眠症に効果的。消化促進。利尿作用。発汗作用。風邪やインフルエンザ・頭痛などの緩和。血圧を下げ動脈硬化を予防するといわれている。
【他の利用法】 ハチミツ、リキュール(飲料)、入浴剤。
リンデンの特徴とハーブティー
リンデンは初夏に黄緑色の小さな花を無数に咲かせ、原産地のヨーロッパでは街路樹として親しまれています。
大きいものは樹高40mにもなる高木です。
花と苞(花に近い部分の葉)を使うリンデンのハーブティーは、少し甘みのある上品な香りですっきりとした後味です。
リンデンは神経質な人や、怒りっぽい人におすすめのお茶です。
また、リンデンのハーブティーは、飲んでみるとおいしく、普通のお茶がわりに毎日飲める飽きの来ない味も特徴です。
リンデンはフラワーとウッドの2種類のハーブティーがあります。
リンデン・フラワーは、花だけでなく葉と茎も含めたものをまとめて、「リンデン・フラワー」と呼んでいます。
リンデン・ウッドは木質部をハーブティーとして利用します。
リンデンの花から取れるはちみつは良質な貴重品で、リキュールやドリンク剤、入浴剤など、幅広い用途で使われます。
リンデンはシナノキ化の高木で、セイヨウシナノキとも呼ばれます。
和名はセイヨウボダイジュですが、東洋の菩提樹とは別の品種です。
白木質のリンデンウッドはとてもよい木の香りがします。
お茶にした後もその甘い香りが心を落ち着かせてくれます。
リンデンはドイツ語で、英語ではライムです。
リンデンもライムもシナノキの樹皮の裏側にあるリネン状の繊維のことを指します。
この繊維はかつて漁網にも使われていました。
リンデンの効果と薬効
リンデンのハーブティーは消化促進の効果があるため、食事の後のお茶として飲まれてきました。
リンデンのハーブティーには神経を鎮める作用もあり、不眠症に効果があります。
ヨーロッパでは子供が興奮状態で、大人の言うことを聞かないときなどにリンデンのお茶を飲ませる風習があるようです。
グッドナイトティーとしてお休み前のハーブとしても知られています。
花に含まれているビオフラボノイドという成分が、血圧を下げ、動脈硬化、心筋梗塞などの予防にも役に立ちます。
リンデンにはすぐれた発汗作用があるので、風邪やインフルエンザの初期症状を楽にしてくれる働きもします。
小枝もハーブティーに用いられますが、あまり香りがないので、他のハーブとブレンドして用いることをおすすめします。
小枝は腎臓の機能を活性化させる効能が知られています。
利尿作用やコレステロールを減少させる効果があるので、ダイエット茶として有効です。
リンデンのハーブティーの入れ方と飲み方
リンデン・ウッド(木質部)は、そのままお茶にしても成分が浸出されますが、より成分を浸出したい場合やブレンドのために少し細かくしたい場合は石臼などを利用して
少し潰したり砕くのがおすすめです。
石臼のつぶし方は、まずハーブを石臼に入れ、石臼でハーブを突いたり、押しつぶしたりして徐序に細かく砕いていきます。
木製や石製の突棒で、粉状になるまで突きます。
リンデンのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のリンデンをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま5分〜8分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
より成分を浸出したい場合は、鍋やヤカンに入れて煮出す方法もあります。
おすすめのブレンドとしては、
リンデウッド(1/5) +
ペパーミント(2/5) +
ローズレッド(2/5)お食事後にさっぱりと落ち着来たいときに進めです。
お好みでレモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れてもいっそう美味しくいただけます。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを作って楽しんで下さい。
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