イエロードックの特徴とハーブティー
イエロードックは帰化植物であり繁殖力が強いために荒れ地でもよく生育し、現在では日本中に分布しています。
和名ではナガバギシギシと言います。
イエロードックの根はとても大きくなり、長さ30cmにも生長しますが見た目とは異なり柔らかい感触です。
イエロードックのハーブティーは、ちょっとスパイシーな香りで味がほとんどないのが特徴ですが、後味に少し苦みが残ります。
イエロードックの効果と薬効
イエロードックは胆汁の分泌を促進する作用がありますので、肝臓の機能を高める効果があります。
便秘の薬にされるダイオウ(大黄)と同様に、腸を刺激して便通を促すアントラキノンという成分を含みます。
ダイオウと比較すると、作用がずっと緩やかで自然な便通が期待できます。
イエロードックのハーブティーは、鉄分を多く含むので貧血の改善にも効果的です。
イエロードックの鉄分は消化されやすいので、慢性的に疲れがたまっていたりストレスが多い若い女性には特におすすめのハーブです。
酸性度を減らし胃腸の内壁を鎮静する効果もありますので、胃酸過多の症状に効果的です。
子宮筋腫の症状を抑制する効果があります。
外用薬として、発疹などの皮膚病の治療にも使われます。
イエロードックのハーブティーの入れ方と飲み方
イエロードックはそのままお茶にしてもよいのですが、前処理として淹れる前のハーブの種を金槌や石臼で潰したり砕いたりすることによりより成分を浸出させることができます。
イエロードックのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のイエロードックをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま6分〜8分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。