キャットニップの概要
キャットニップ CATNIP
シソ科 多年草
【学名】 Nepeta
Cataria
【利用部分】 葉
【浸出時間】 3〜5分
【原産地】 アメリカ
【栽培】 耐寒性があり家庭でも育てやすい。
【薬効】 カゼ・インフルエンザなどの症状の緩和。鎮痙作用。小児下痢の緩和。頭痛や頭皮の炎症の軽減。
【他の利用法】 薬用。
キャットニップの特徴とハーブティー
キャットニップの根や葉はハッカのような香りがするのが特徴で、猫がこの匂いを好きなことからキャットニップという名がつきました。
和名はイヌハッカなのですが、これは日本に入ってきたときにネコハッカにすべきところを、なぜか間違えて伝えられそのまま定着してしまいました。
この匂いを好んで猫が近づいてくるので、ネズミ除けの効果があります。
葉を入れたねずみのぬいぐるみは、猫のおもちゃとして最適です。
草の高さは1m程になり、開花期には白い花を咲かせます。
白味を帯びた葉は丸みのあるギザギザした形をしています。
キャットニップはハーブティーとしても人気が高く、古代ローマ時代から飲まれていて、中国茶が普及するまでは日常のお茶として飲んでいた国もあるといわれています。
キャットニップのハーブティーはミントのハーブティーを弱くしたような風味で、さわやかさでは劣るのですが、その分飲みやすくブレンドティーにも向きます。
スッキリとしたクセのない、緑茶によく似た味が特徴です。
キャットニップの効果と薬効
キャットニップのハーブティーは薬効が幅広く、発汗作用があるので解熱効果があり、鎮静作用、消化促進作用に優れています。
のどの痛みを抑える効果もあるので、カゼ気味のときなどにおすすめです。
食べ過ぎや消化不良の際の胃の不快感の緩和に効果的です。
喫煙をやめたいときにも、よく利用されています。
月経前緊張にも効果的で、通経作用もあると言われています。
ストレス軽減作用もあり、イライラして眠れない際に飲むと安眠をもたらす効果があります。
キャットニップのハーブティーの入れ方と飲み方
キャットニップは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶葉に少し手を加えるとより強い香りを楽しむことができます。
おいしく淹れるための前準備としては、茶葉を手で揉んで香りをたてたり、乳鉢でより茶葉の香りを引き出す方法があります。
キャットニップのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のニットキャップをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま3分〜5分ほど浸出し好みの濃さになるまで待ちます。
キャットニップのおすすめブレンドには下記のようなものがあります。
@
キャットニップ (40%) + フィーバーフュ− (40%) + メドウスイート (20%)
頭痛や頭がもやもやする際に、頭をスッキリさせる作用があります。
A キャットニップ (40%) + エキナセア
(30%) + ローズヒップ (30%) カゼやインフルエンザの症状の緩和に効果的です。
B
キャットニップ (40%) + ヤロー (30%) + エルダー (30%)
花粉性やアレルギーでのくしゃみや鼻水を止める効果があります。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
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