マジョラムの特徴とハーブティー
スイートマジョラムとも呼ばれるハーブで、オレガノなどのハーブの仲間です。
特有の風味はオレガノよりも甘みや香りが強く、タイムにも似た味や香りです。
別名、ノッテッドマジョラムとも呼ばれ、和名はマヨラナです。
生薬名は馬郁蘭(バイクラン)です。
ふわふわとしたマジョラムの葉は爽やかな香りがし、お茶を飲むと草の香りが口いっぱいに広がります。
古代エジプトではオシリスの神秘の植物として、古代ギリシャ・ローマ時代には幸福のシンボルとして食用や薬用に広く活用されてきました。
幸福をもたらすハーブと考えられ、結婚するカップルの頭にマジョラムで作った花冠を載せて祝ったと言い伝えられています。
墓の上にマジョラムが生えると、死者が幸せになるとも言われました。
ポップが登場する以前には、ビールの醸造に使われたこともあります。
香り付けと防腐剤の役割があったそうで芳香剤や化粧品にも用いられ、家具や床を磨くときに用いられることもありました。
イタリア料理では香りづけによく使われ、ソーセージ、スープ、野菜料理のほか、マトンや臓物類のクセのある肉料理とも好相性です。
マジョラムはリキュールの材料としても用いられます。
肩こりなどの筋肉の張りにも良く使われ、沐浴にも使えます。
マジョラムの効果と薬効
マジョラムのハーブティーはやや苦みがあり、古くから消化を促進して胃腸の動きを助けるとともに体内の毒素を排出する効果が知られています。
さわやかな風味が食欲を増進させるので、食欲がない時に食前に飲むのもおすすめです。
鎮静作用もあるので、気持ちを落ち着かせ、不眠症状を和らげてくれます。
風邪の諸症状や頭痛を抑える効果もあります。
ビタミンAが法具に含まれているので麻酔作用があり、噛むと歯痛がおさまります。
マジョラムのハーブティーの入れ方と飲み方
マジョラムは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶葉に少し手を加えるとより強い香りを楽しんでいただけます。
おいしく淹れるための前準備として、茶葉を手で揉んで香りをたてたり乳鉢でより茶葉の香りを引き出すとよいでしょう。
このようにしてハーブの組織をつぶすことで香りを十分に引き出すことができます。
マジョラムのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ0.5杯〜1杯程度のマジョラムをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま2分〜3分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
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