エキナセアの概要
エキナセア ECHINACEA
キク科 多年草
【学名】 Echinacea
Angustifolia
【利用部分】 根茎
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 北アメリカ
【栽培】 有機質に富んだ土を好む。
【薬効】 免疫機能の向上。細菌やウィルスによる炎症の鎮静。風邪やインフルエンザの回復促進。
【他の利用法】 健康食品、薬用。
【注意点】 飲み過ぎると、めまいなどの症状が出ることがあるので注意。
エキナセアの特徴とハーブティー
ローズ色に近い紫色のきれいな花を咲かせるエキナセアは、園芸課の間ではパープル・コーンフラワーの名で知られています。
もともとは北アメリカの草原地帯に自生していましたが、画期的な薬効が注目を浴び、現在では世界各国で栽培されています。
日本では近年、健康をテーマにして人気のあるテレビ番組で取り上げられブームに火がつきました。
エキナケアと呼ばれることもあります。
エキナセアはハーブティーにすると、かすかに甘い香りがしますが苦みや酸味はなく、ほとんど味がしません。
ブレンドティーで楽しむのがおすすめです。
薬効の高いハーブと組み合わせれば、高い効果が期待できます。
ハーブとして使うアルファルファは、サラダ用に使うモヤシを成長させたもので、緑色の葉の部分を利用します。
フレッシュでドライでもハーブティーとして楽しむことができ、風味が少し緑茶に似ているので日本人にはおすすめです。
エキナセアの効果と薬効
エキナセアは天然の抗生物質ともいわれ、抗ウイルス性、抗菌性が高く、免疫機能の強化に大きな効果のあることが実証されています。
感染症の特効薬であり、体の抵抗力を高めるので、さまざまな病気の予防や治療にも効果的です。
エキナセアはインターフェロンを活性化し免疫力が改善されるハーブティーです。
ガンやエイズの治療薬としても注目を浴び、研究がすすめられています。
膀胱炎、ヘルペスなどの感染症を予防し、ニキビや水虫、おできや治りにくい傷の治癒を促します。
カゼやインフルエンザにかかったときにエキナセアのハーブティーを飲むと、発熱やのどの痛みなどの症状を和らげ、回復を早める効果の高さを実感できるはずです。
作用が強いお茶なので、飲み過ぎるとめまいなどの症状を引き起こすことがあります。
エキナセアには老廃物の排出といった効果があるので、美容にもおすすめです。
エキナセアは「インディアンのハーブ」とも呼ばれ、北アメリカの先住民族は、虫さされや蛇にかまれた傷に用いる薬にしていました。
これは、このハーブのすぐれた薬効を知っていたからです。
ハーブティーを冷まして、化粧水としても使うこともできます。
エキナセアのハーブティーの入れ方と飲み方
エキナセアのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のエキナセアをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま4分〜5分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
エキナセアのおすすめブレンドは下記のようなものがあります。
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エキナセア (33%) + ペパーミント (33%) + ローズマリー (33%)
ペパーミントの爽快感が強調され、さっぱりとしたい時におすすめです。
A エキナセア
(33%) + エルダーフラワー (33%) + カモミール (33%)
体調が優れない時に、体を癒してくれます。
B エキナセア (50%) + ローズヒップ (50%)
毎日の健康美容にお肌のケアにもおすすめです。
C エキナセア (20%) + エルダー
(30%) + リンデン (30%) + ローズヒップ (20%) 咳が出る時など、のどや呼吸器の保護におすすめです。
D エキナセア (20%) + カモミール (40%) + レモングラス (40%)
体を温めて、カゼの予防になります。
E エキナセア (33%) + キャッツクロー (33%) + マカ
(33%)抗ウイルス効果があるのでインフルエンザの予防などにおすすめ。