施肥の種類
肥料をいつ施すかについては、苗木を植え付けるときに施す元肥と肥料が不足した時に施す追肥とがあります。
ただし庭木の場合、土壌改良の意味で堆肥を施す必要はあっても、元肥を施す必要はありません。
急速に成長し過ぎるきらいがあるためです。
主な追肥には、1年間の生長に備えるために12月〜2月ごろ施す寒肥(カンゴエ)と、花木や果樹が花や実をつけた後に施すお礼肥えとがあります。
寒肥には油かす、鶏フン、骨粉などの有機質肥料を施します。
有機質肥料は緩効性なので、ゆっくりと分解され新芽が活発になる頃に効果を表します。
一方、お礼肥には速効性の化成肥料を施します。
たくさんの花や実をつけて消耗した体力を、素早く取り戻すためです。
ただし、与え過ぎるとかえって根を傷めるので注意してください。