植え付け時期:キンモクセイの植え付けや植え替えは新芽の出る4〜5月が適期。
地植えの場合、一度植え付けてしまえば、植え替えの必要はない。
鉢植えの場合、鉢に根がまわってきたら、根づまりするまえに一回り大きな鉢に植え替える。
植え付け方:
キンモクセイは排気ガスなどの大気汚染に敏感で、空気が悪い場所だと花芽が付かなくなったり、花が咲いても香りが弱くなることがあるが、
葉の表面が汚れることが原因と考えられている。
そのような場合、生育期にときどき葉の表面を洗い流すように、水をたっぷりとかけてあげると花付きがよくなる。
剪定やお手入れ:
キンモクセイの剪定の適期は新芽が出る前の2〜3月、もしくは開花後の10月。
花の咲き終わった枝を枝分かれしている部分から5〜10cmの長さのところで切り詰めるようにする。
コンパクトに仕立てたい場合は、円筒状に刈り込むのがおすすめ。
作業適期なら多少短く切り詰めても開花に影響しないが、刈り込む場合は一度にばっさりと切らないで、毎年少しずつ切り詰めて枝を整える方がおすすめ。
木に葉がほとんどなくなるほどばっさりと刈り込んでしまうと、枝枯れを起こすことが多いので注意が必要。
増やし方:
日本のキンモクセイはほとんどが雄株と言われ、種子をとることができないので繁殖は挿し木などで行うようにする。