自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。

カルミア　

ツツジ科　常緑広葉樹　中低木


【別名】　アメリカシャクナゲ

【購入時の目安サイズ】　1.0m

【購入時の目安価格】　苗木＠1,000円、成木＠6,000円

【将来的なサイズ】　幅：2〜3m、　高さ：2〜3m

【花期】　4〜5月　

【開花日数】　14日

【原産地】　北アメリカ

【適地】　沖縄〜北海道南部　

【土壌条件】　特に選ばない

カルミアは別名アメリカシャクナゲとも呼ばれる北アメリカ原産の常緑性の中低木です。

豪華な花をつけ育てやすいので、北米では広く親しまれています。

カルミアは光沢のある葉が美しく、庭木の下草などに重宝します。


カルミアの花色はピンク、白、赤などが主で盃状の花を枝の先端に数十輪付けます。
花の輪郭はかくかくとした多角形のように感じます。

カルミアは和風庭園だけでなく、洋風庭園でも良く合います。　

カルミアは日本の気候によく合い、お手入れも楽なので重宝します。

植える時期：
カルミアの植え付けや植え替えは３月もしくは１０〜１１月が適期です。


植え方：
鉢植えのカルミアは、鉢の底から根が見えるくらいに伸びてきたら植え替えの適期です。

一回り大きな鉢に植え替えますが、その際土ををくずさないようにそっとそのまま植え替えます。

植え付けや植え替えの際に根を傷めてしまうと、その後の生育に大きく影響してしまいます。


植える場所：
カルミアはある程度の日陰には耐えますが、日当たりの良い場所のほうがよく育ち花つきも良くなります。
全くの日陰の場所では育ちませんので注意が必要です。

真夏に直射日光や西日のもろに当たる場所も避けます。
寒さには強いので北海道でも植栽は可能ですが、寒風の直接当たらない場所が適します。


剪定やお手入れ：
カルミアは自然に育てていても樹型が整うので、ほとんど剪定の必要はありません。
逆にカルミアは枝を切りすぎると、木の生長する勢いが弱くなるので気をつけましょう。

剪定の時期は花の咲き終わった直後が適期です。


カルミアは花つきが非常によい花木ですが、花芽がたくさんついていたら１０月頃に蕾の３分の１〜半分を摘み取ってしまいましょう。

あまり花芽をたくさん付けすぎると、翌年は見事に咲きますが、その翌年少し木が疲れて花が咲かなくなることがあるためです。

本来毎年咲くはずのものが、１年おきにしか咲かないことを「隔年開花」といい、木が若いうちによく起こる現象です。