植える時期:
マテバシイの植え付けや植え替えは、4〜6月、9〜10月が適期です。
植え方:
マテバシイはブナ科の植物の中では、移植に強い方で、梅雨時ならほぼ根付きます。
移植した後は、根元を乾燥させないように、マルチングなどの保護を忘れないようにします。
根が深く張りますが、大木でも移植できます。
植える場所:
マテバシイは日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。
日当たりが悪いと美しく紅葉しません。
土質を選ばない丈夫な木ですが、バーク堆肥をよくすきこんだ土に浅めに植え付けします。
剪定やお手入れ:
マテバシイの強く伸びた新梢の主芽は樹形を乱しますから、強い新梢は付け根から切って、徒長枝や頂芽が強く伸びるのを抑えます。
マテバシイの場合、一般的には大枝の剪定をすると、徒長枝が多く出て、落ち着いた樹形にならないので避けます。
マテバシイは古木になると木が落ち着きますから、樹冠線からはみ出した飛び枝だけを剪定します。
注意する病害虫:
マテバシイはのこぎりくず状の粉が木の根元に落ちていたら、ほぼ確実にテッポウムシ(シロスジカミキリの幼虫)が発生しています。
駆除方法としては、マラソン、DDVP乳剤などを木の穴に注入します。