植える時期:
クロガネモチは寒さに弱いので、植え付けは4月と9月が適期です。
植え方:
クロガネモチは適湿な土壌を好むので、夏にひどく乾く場合には株元を敷きワラなどで覆うようにします。
植える場所:
クロガネモチは腐葉土など腐植質がたっぷり入った適度の湿り気をもつ肥沃な土壌でよく育ちます。
日のよく当たる場所を好む陽樹ですが、耐陰性も強く、多少日当たりの悪くても育ちます。
剪定やお手入れ:
クロガネモチは寒さに弱いので、剪定は充分に暖かくなってから行います。
初夏6月と秋の9月が適期です。
クロガネモチは芽吹く力が強いので、全体を刈り込むことができるのですが、実の鑑賞を前提とした雌株は無闇に枝をいじらずにできるだけ放任で自然にまかせるようにします。
細くて生長の悪い枝や、混み合った箇所の枝、樹形を乱すような伸びすぎた枝を切って軽く整える程度にとどめましょう。
ばっさりと枝を短くしすぎると実付きに影響します。
注意する病害虫:
新緑の頃、ハマキムシがつくことがあるので、早めに薬剤で防除するようにします。
斑点病に侵され葉が落ちてしまったら、落ち葉は集めて償却し、翌年の開葉期から月2回薬剤をまきます。