植える時期:
ゴヨウマツの植え付けや植え替えは2〜4月、9〜10月が適期です。
植え方:
ゴヨウマツはよく肥えた土地では乾燥してもほとんど枯れませんが、逆に大雨によるたまり水や湧水には弱いので、このような場所では土を盛った高植えにします。
植える場所:
ゴヨウマツは陽樹ですが、日陰にも比較的強く、半日陰の小庭園や玄関などに植えます。
やや固い感じはありますが、端正でこじんまりした姿が好まれます。
幼木から成木になるまでの期間は、木の骨格を作るために、幹に添えダケをします。
この時期にたくさん出てくる小枝は、込みすぎない程度に整理します。
剪定やお手入れ:
ゴヨウマツは萌芽力が弱いので、一度枝が枯れ込みと、その部分から不定芽を出すことはほとんどありません。
そのため、枝を込ませたり長く伸ばし過ぎたりして、ふところや枝元の枝葉を枯れさせないように骨格枝を早く決め、枝葉の密生を防ぎます。
ゴヨウマツは、小枝がよく出るので、内部が込み合います。
そのため、ゴヨウマツの剪定は、ふところが込み合うと枝枯れを起こすので、日光が差し込める程度に小枝を切り除きます。
年に2〜3回は密生しているところの枝葉の抜き取りと枯れ葉とりをして、枝の内部への日当たりと風通しを良くします。
注意する病害虫:
ゴヨウマツは虫のフンや枯れ葉で巣を作り、葉を食害するモモノメイガは4〜5月に出る新梢の先に繁殖するので、カルホス乳剤をまきます。
また、マツを枯れさせるマツカサアブラムシには、ミクロデナポンをまきます。