チューリップの概略
チューリップ
ユリ科 春咲き/夏枯れ球根
【購入時の目安価格】 @500円
【将来的なサイズ】 幅:15cm、 高さ:50cm
【花期】 3〜4月
【開花日数】 10日
【原産地】 地中海地方、中央アジア
【適地】 九州〜東北
【土壌条件】 特にない
チューリップの特徴
春に咲く球根花で一番人気と言えば、やはりチューリップでしょう。
一つの花の開花期間は桜のように短いのですが、それでも人々の目を惹きつけます。
チューリップの栽培は非常に簡単で、秋に球根を埋めておけば、特に手をかけなくても春にはちゃんと花を咲かせてくれるので、手軽に庭で楽しむことが出来ます。
チューリップは実に多くの系統と品種があり、品種によって、草丈、花の大きさ、開花時期が異なります。
小さな庭でチューリップを咲かせるためには、特に品種選びに気を使うようにしたいものです。
まず球根を買いに出かける前に、いつ頃どんな色の花を咲かせたいのかを決めておくことをおすすめします。
まずは庭に欲しい花の色数を絞り込み、一緒に植えるパンジーなどとの色合わせを考えながら、できるだけシンプルに決めるようにします。
次に開花時期をチェックします。
何種類かのチューリップを組み合わせるときには、同じ系統のものを選ぶようにすると失敗が少なくなります。
チューリップの開花後は葉を残して花柄を摘み取り、葉が枯れてきたら雨に充てないうちに掘り上げ、陰干しして秋まで涼しい場所で保管するようにします。
ただし、太平洋岸では夏の湿気で腐りやすいので、一年ごとに更新する方が手間は省けます。
作業・お手入れアドバイス
植える時期:チューリップの植え付け時期は10〜12月が適期です。
地植えの場合は土壌の変化が穏やかなので、遅植えや早植えが可能です。
植え方:
チューリップの開花には冬の寒さが必要ですので、雪の降らない温暖な地域では、球根を購入後、4〜6週間ほど冷蔵庫に保存すると花が咲きやすくなります。
チューリップの球根を植える際の深さは、球根が隠れる程度を目安にします。
ただし、庭植えの場合と違い、コンテナの場合、小さく分球してしまうので翌年の花は期待できません。
剪定やお手入れ:
チューリップの球根を再利用するなら、花がしおれてきたら雌しべの部分を切ってしまうようにする。
まず、地上部が枯れるまで待って球根を掘り上げ、分球した小球たちを分け、風通しのいい日陰に秋まで保存します。
そして秋になったら、それらを昨年同様にコンテナに植えて育て、また翌年地上部が枯れる頃に掘り上げます。
注意する病気や害虫:春になり、暖かくなるとアブラムシが発生します。
モザイク・ウイルスを感染させますので、オルトランを地面に撒いて防除してください。
ウイルスに感染した花は、引き抜いて処分するようにします。
チューリップの系統と主な品種
フォステリアナ3月下旬〜4月上旬開花、大輪中矮性
トライアンフ4月中旬開花、中輪中性
シングルアーリー3月下旬〜4月上旬開花、中輪矮性
シングルレート4月中旬〜下旬開花、中輪中高性
ダーウィン・ハイブリッド4月上旬〜中旬開花、大輪高性
ユリ咲き4月中旬〜下旬開花、中輪中高性