植え付け方:
ツツジ類は、花形も花色も豊富なうえ、常緑性と落葉性があるので混植して冬の庭にも趣を添えるとよい。
ツツジの仲間はほかの庭木と異なり、酸性土壌を好むのも特徴の一つ。
剪定やお手入れ:
ツツジは寄せ植えや生け垣、刈り込みなどさまざまな形で楽しむことができる。
幼木のうちは放任して大きく育て、仕立てる場合には、花後から7月中旬に形を整えるようにするとよい。
常緑性のツツジは半球形に仕立て、落葉性のツツジは立ち性ぎみに、自然形を作っていくのが一般的。
常緑性ツツジの場合、枝が横に広がり、放っておくと樹形が乱れるので、毎年、花が終わってすぐの時期に刈り込みによって姿を整える必要がる。
花芽の分化が早いものは7月中旬から始まるので、そのころに刈り込むと翌年は花が咲かない株になってしまう。
落葉性のツツジの場合、枝が斜上して自然に樹形が整っていくものが多く、庭のスペースに合わせた剪定が必要となる。
剪定の時期は、花後でも落葉中でもよいが、必ず枝分かれの部分で切り詰めること。
枝の中間で切ると、枯れ込むことがあるので注意が必要。
剪定の際には、株元から発生するヤゴなども切り除いておく。