植える時期:
パンジーの植え付けや植え替えの時期は、霜が降りる前の10月頃が適期です。
寒さがくるまでに充分に根を張らしておくようにすると、暖かくなったときの生育がよく、花も長期間楽しめます。
パンジーは1年草で、6月頃には枯れてしまうので、植え替えの必要はありません。
植え方:
パンジーを植え付けようとしてポットから抜いたら、白い根がびっしりと土を囲むように張っていることが良くありますが、このような苗は底の部分の根をべりべりと剥がして、側面の根も軽くほぐしてから植え付けると、新しい根が伸びやすくなり根張りが良くなります。
パンジーは根が乾きやすいので、作業は手早く行いすぐに植え付けるようにします。
植える場所:
パンジーは非常に日光を好みますので、よく日光の当てる場所で育てるようにします。
パンジーは日照不足だと花つきが悪くなったり、茎がひょろひょろに育ってしまいます。
パンジーは寒さには強いので、特別に防寒を行う必要はないが、ベランダの寒風が直接当たるような場所では、葉が紫色っぽく変色してしまうこともあるので注意が必要。
逆に高温多湿に弱いので、9月頃に苗を買い求めた苗は、できるだけ涼しい場所で育てるようにする必要があります。
苗は涼しくなる10月頃に買うのがベスト。
剪定やお手入れ:パンジーは花が枯れたあと放っておくと実ができます。
実ができるとそこに栄養がとられてしまいますので、長く花を楽しむためにはかれた花はこまめに摘み取り、いつも株がきれいな状態を保つようにする必要があります。
枯れた花びらをとるのではなく、花茎の根元からハサミで切るか、指で軽くひねるように花茎ごととるようにします。
パンジーは切り戻しをしても、横から芽が伸びないので、 茎が間延びしてしまっても、他の草花のように切り戻しは行えない。