アセビは春にスズランのような花を房状にたくさん付け、
満開時期は花穂が樹を覆うように咲き誇ります。
「馬酔木(あせび)」はアセボトキシンという有毒成分をもち、
かつては葉を煮出して殺虫剤としても利用されていた。
アセビは樹形がまとまりにくいので、単独では整形の刈り込みに向かないが、
ほかの種類と混ぜて刈り込みを作り場合は、
新芽が赤みを帯び花も美しいので刈り込みや生け垣として人気がある。
アセビは半日陰から日向まで植えることができ、
酸性土を好むのでピートモスや鹿沼土をすき込んでから植えるようにする。
白い花を咲かせるものの他に、鉢植えにも適した斑入り葉で
紅色の花を咲かせる「クリスマスチア」、花、花穂ともに大きく白〜淡い紅色の花が咲く
リュウキュウアセビの交雑種「スプリングベル」、葉に斑が入る「フレーミングシルバー」
ヒマラヤアセビの変種で新葉が大きく鮮やかな紅色になる
「エークハースト」などの品種がある。