庭木の剪定の際、見つけ次第にすぐ切ってよい枝のことを、不要枝と呼びます。
下記に主な不要枝について紹介します。
@ひこばえ
ひこばえとは根元や地中から生える勢いのある枝のことです。
A胴吹き枝胴吹き枝とは幹の途中から出る枝です。
幹吹き枝とも呼ばれます。
胴吹き枝は樹勢を弱らせますが、枝が欲しい場所に出た場合は残しても問題ありません。
B腹切り枝
腹切り枝とは、枝が湾曲して主幹と交差し、主幹を切る刃のように見える枝です。
C下がり枝下がり枝とは、下向きに伸びる枝のことです。
D立ち枝立ち枝とは、まっすぐ上に向かって伸びる枝です。
Eふところ枝
ふところ枝とは樹冠内側に出てくる勢いの弱い枝のことです。
枝が込みすぎる原因となります。
F徒長枝
徒長枝とは他の枝より勢いよく、長く伸びる枝のことです。
樹形を乱す上、花もあまり付けません。
飛び枝とも呼ばれます。
G頂上枝
頂上枝とは幹の上部で幹からそれて、植えに向かって伸びる枝です。
そのままにしておくと幹が2本あるように見え、樹形を乱してしまいます。
Hかんぬき枝
かんぬき枝とは主幹の同じ高さの場所から逆方向にそれぞれ伸びた枝のことです。
バランスを考え、どちらかを切るようにします。
I車枝
車枝とは1ヶ所からたくさんまとまって出る枝のことです。
枝ぶりのよいものを数本残して、あとは切って取り除くようにします。
J逆さ枝
逆さ枝とは逆方向の内側の幹に向かって伸びる枝のことをさします。
これも樹形を乱すもとになるので切ります。
K交差枝交差枝とは他の枝と重なり合う枝のことです。
込み入って見えるほか、重なって見える部分がこすれて傷みます。
L並行枝
並行枝とは重なり枝とも呼ばれ、長さ太さなどが同じ2本以上の枝が同じ方向に同じように伸びます。
1本を残して、あとは切ります。
Mその他の不要枝
病害虫や被害や枯れた枝、折れた枝は切り取ります。