自然のイメージを楽しむ
野山に自生しているような樹種を選んで植えると、自然の風景を運んできたようなイメージを持った庭になります。
落葉樹主体の木々で構成された庭は、夏は涼しげな木陰を持ち、冬は明るい日差しが印象的なものになります。
ただし、冬にすべて葉を落とした姿が寂しく見えることがあるかもしれません。
そんな時は、何本か常緑樹を植えてバランスをとるようにします。
自然のイメージを大切にするのであれば、樹木の根元に植える植物も、野山の植物にこだわると雰囲気が出ます。
たとえば、パンジーを選ぶのではなく、スミレを選ぶことでグッと野山のイメージになります。
コナラ、ヤマボウシ、シラカバで高原をイメージできます。
シラカバは暖地では急成長して幹が弱くなるが、生長の遅い暖地用の外国産シラカバ、ジャックモンティが出回っています。
実に誘われて野鳥が姿を見せることもあります。
ソヨゴの実は、カキなどの秋の果実が終わった冬の間、鳥たちが食べに集まるようになります。