苗木を植えつける
苗木の植え付け場所が決まったら、直径・深さとともに根鉢の1.5倍ほど大きめに穴を掘って穴の底の土をほぐします。
これは植え付け後の苗木の根を伸ばしやすくするためです。
苗木を穴に入れた時の深さは、根巻きのひもが隠れるくらいがちょうどよく、幹の部分が埋まるほど深くしてはいけません。
植え終わったら水をたっぷりと与え、根と土を密着させるように苗木を揺すります。
そのあとで土をかけ、水鉢を作って水を与えます。
1.根鉢よりも少し広く、また少し深く穴を掘る。
2.根の下の土を柔らかくほぐす。
3.苗木を穴に入れてみる。
根鉢の周りが5cmくらいあき、根巻きのひもが隠れるくらいの深さが目安。
4.苗木を入れて埋める。
5.水を入れる。
最初は吸い込むがだんだんと水がたまる。
6.苗木を揺すって空気を抜き、根をなじませる。
2方向から見てまっすぐか確かめる。
7.水が引いたら土をかける。
8.表面の土をならして、水鉢を作る。
9.最後にもう一度、水鉢に水を入れる。
このとき根鉢の周りを踏み固めると、
発根しにくくなるので注意する。
10.風で倒れないように、また根が定着するよう、
支柱を立てて、支柱をひもで結ぶ。
【植えつけの時期と場所】
植え付けは樹種により時期や場所が異なります。
落葉樹は葉を落とした11〜3月ごろの休眠期に行います。
常緑樹は発芽する前、春の伸長が止まる6月、樹勢が落ち着いた9月ごろなどに行います。
落葉樹、常緑樹ともに厳寒期と真夏の盛りは避けます。
植え付け場所は、日当たり、土壌の乾燥具合、湿り具合など樹木の性質に合わせて選びます。