樹木の種類
植物学では樹木を裸子植物と被子植物に分類します。
種子になる胚珠という器官がむき出しの裸の状態になっているのが裸子植物です。
花らしい花をつけない仲間ともいえます。
針状の葉をもつ松の仲間やうろこ状の葉をもつヒノキの仲間など、針葉樹の多くが裸子植物に含まれます。
一方、胚珠が真皮に覆われて、子房に包まれているのが被子植物です。
被子植物はさらに単子葉類と双子葉類に分かれます。
単子葉類は初期葉が一枚の植物で、笹や竹、ヤシなどが含まれます。
双子葉類は初期葉が2枚の植物で、サクラやカエデなどのように平たくて広い葉をもつ広葉樹が含まれます。
また、針葉樹、広葉樹ともに、冬に葉を落とす落葉樹と、冬も葉をつけたままの常緑樹があります。