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<輸出入および通関など貿易に関する専門用語集>

貿易用語集 (C)
  • CAF
    CAFとは通貨変動による為替差損(益)を調整する割増(引)料金のこと。Currency Adjustment Factor、Currency Surchargeともいう。
  • Cage
    訳語:籠、または檻
    Cageとは鳥や獣類を入れるのに用いられる檻のこと。
  • Can
    訳語:缶
    Canとはペイント・油類などを入れるブリキ缶、または米国では缶詰めの缶も指す。ちなみに英国ではTinという。
  • C&F (COST AND FREIGHT)
    C&Fとは物品の本船積込原価(C)に仕向地までの運賃(F)を含んだ値段、または条件のこと。貿易取引で多く使われる。
  • Carboy
    Carboyとは、かご(木製)入りの大型ガラスびんのこと。強酸、飲料水などを入れる。
  • Cargo in/out (搬出・搬入)
    Cargo in(搬入)とは貨物を保税地域に入れること、Cargo out(搬出)はその逆で貨物を保税地域から出すこと。
  • Cargo manifest (マニフェスト)
    Cargo Manigestとは積荷目録のこと。外国貿易船が積載している貨物の一覧でB/L番号順に、MARK、品名、個数、荷受人あてが記載されているのが一般的。
  • Cargo Sublet (カーゴサブレット)
    Cargo Subletとは船会社が諸般の事情により、本船のスペースを確保することが出来なくなった場合、荷主との運送契約を履行するために他船社のスペースを借り受けること。
  • Carrier (運送人)
    Carrierとは陸上・湖川・港湾において物品、または旅客の運送を行うことを生業とする者のこと。
  • Carrying from Storage to other Storage (横持ち)
    Carrying from Storage to other Storageとは貨物を蔵置場所からほかの蔵置場所へ運ぶこと。ちなみに保税運送の手続きは必要ない。
  • Carton
    略語:CTN 訳語:紙函、ボール箱
    Cartonとは段ボール製の紙箱で、軽量・簡便・清潔・対衝撃性を備えたもの。安価なため最近では包装の花形となっている。
  • Case
    略語:C/S 訳語:箱
    Caseとは箱物の総称。
  • Case
    訳語:洋樽
    Caseとは小形の洋樽、または桶のこと。
  • CBR:Commodity Box Rate (品目別運賃)
    CBRとは個々の貨物の特性(運送コスト、運賃負担力、荷姿、材質など)に応じて品目別に設定される運賃で、 個品運送を対象とする海運同盟のタリフレートは全てこの方式を採用している。ただし、品目分類の方法、設定基準などは各運賃同盟により異なる。
  • CFR (運賃込み本船渡し条件)
    CFRとは売主が船積港における輸出価格(FOB価格)に仕向港 までの運賃を加算したものを契約価格とする建値のこと。「運賃込み空港渡し」ともいう。
  • CFS (Container Freight Station)
    CFSとはコンテナを満たすことができないLCL貨物を混載コンテナに積み込んだり、輸入貨物をコンテナから取り出して荷主に渡したりする作業を行う場所。
  • CFS Charge (Container Freight Station Charge)
    CFS Chargeとはコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)にて発生する費用で、混載貨物の取扱費用のこと。
  • Chassis (シャシー)
    Chassisとはコンテナを載せるトラック、鉄道用の台車のこと。走行に必要な車両や車輪懸架などを備えているのが特長で、道路輸送の場合は専用トレーラーで輸送される。また、コンテナ専用のトレーラーをシャシーと呼ぶこともある。
  • CHC (Container Handling Charge)
    CHCとはコンテナ取り扱い料金のことで、コンテナターミナル内で発生するコンテナの取り扱い費用の一部を船舶会社が荷主に課金する料金を指す。THC(Terminal Handling Charge)、ECHC(Empty Container Handling Charge)と同義。
  • Chest
    訳語:箱
    Chestとは茶箱、金庫、貴重品入れなどに用いられる丈夫で密な上等の箱のこと。
  • CIF (COST、INSURANCE AND FREIGHT)
    CIFとは運賃と保険料込みの条件の価格のこと。保険料を除く場合はC&Fという。
  • CIF&C (運賃・保険料及び手数料込み条件)
    CIF&CとはCIF価格(Cost, Insurance and Freightの略)に、特殊事情で生じた売買仲介の手数料(commission)を付加した値段。
  • CIF&E (運賃・保険料および為替相場込み条件)
    CIF&EとはCIF価格に特殊の為替費用(cost of exchange)を併算した価格のこと。
  • CIF&I (運賃・保険料および利息込み条件)
    CIF&IとはCIF価格に代金未払い機関の利子を併算したもの。
  • CIP (Carriage and Insurance Paid To、 輸送費・保険料込条件)
    CIPとは指定された場所(積み地のコンテナ・ヤード等)で商品を運送人に渡すまでのリスクと海上運賃、保険料を売主が負担し、荷揚げ地からのコストとリスクは買主が負担すること。
  • CLM:Certificate and List of Measurement and/or Weight (容積重量証明書)
    CLMとは国土交通省の許可を受けた検量人によって発行される、貨物の容積・重量証明書のこと。 本船揚げ積み貨物の容積・重量を算出し、公式に証明した書類。船会社の海上運賃算出や船荷証券(B/L)作成などに利用される。
  • CLP (CONTAINER LOAD PLAN)
    CLPとはコンテナ内積付表のこと。コンテナに詰められた貨物の明細などが記された書類。



  • Coil
    訳語:巻
    Coilとは針金、ロープなどの一巻をのこと。通常は裸、もしくは油紙で包んだ上留金などを施している。
  • Co-Load
    Co-Loadとは貨物を混載することでコンテナ1本にまとめるために、2社(あるいはそれ以上の業者)が協力して貨物を集荷すること。
  • Co-Load Fee
    Co-Load Feeとは混載貨物の取扱業者が自社の貨物だけではコンテナが一杯にならない場合に他の業者のコンテナに相積する際に発生する追加料金。
  • Commercial Invoice (商業送り状)
    Commercial Invoiceとは輸出貨物の品名、数量、価格、契約条件、契約単価などが記載された明細書と請求書を兼ねる書類で、貿易取引において船荷証券と並ぶ最重要書類の一つ。
  • Consignee 
    Consigneeとは荷受人のこと。運送人と運送契約を結ぶ当事者、もしくは運送状に記載されている貨物の仕出人のこと。
  • Consolidation (混載)
    Consolidationとはひとつのコンテナに2種類、2荷主以上の貨物をまとめて積み合わせること。
  • Container (コンテナ)
    コンテナとは貨物をユニット化する輸送容器のことで、サイズはISO規格で8×8×20、もしくは8×8×40が一般的。乾燥貨物用コンテナ、断熱コンテナ、冷凍コンテナなどの目的ごとに種類は豊富。コンテナ輸送により荷造りを簡素化できるだけでなく、盗難の危険率が低下するほか、複合運送によるスピード化なども実現。
  • Container Vessel (コンテナ船)
    Container Vesselとは海上輸送の信頼性・簡便性・迅速性・経済性・一貫性などの観点から生まれたコンテナ輸送のための船舶のこと。主にフルコンテナ船とセミコンテナ船に分けられる。フルコンテナ船は雨風に強く機密性の高いコンテナだけを積載する専用船で、強力LO/LO方式の荷役装置付きコンテナ専用岸壁に寄港させるため、船本体に荷役設備を持つ必要がない点が特長。
  • CPT:Carriage Paid To (輸送費込み条件)
    CPTとは指定された場所(積み地のコンテナ・ヤード等)で商品を運送人に渡すまでのリスクと海上運賃を売主が負担し、それ以降のコストとリスクは買主が負担することをいう。
  • Crate
    略語:CRT 訳語:クレート、すかし箱、または枠(わく)
    Crateとは板をすかして打った箱物、または機械などを覆う木枠。
  • C/T:Container Terminal (コンテナ・ターミナル)
    C/Tとはコンテナ貨物の輸送・流通を効率よく運営するため、海上と陸上の接点として港に設ける輸送基地のこと。
  • Customs Broker/Customs House Agent (通関業者)
    Customs Broker/Customs House Agentとは荷主の依頼を受け税関に対する通関手続きの代理・代行、または通関書類の作成をする業務に従事する者のこと。通関業務を行うにあたっては税関長の許可を受ける必要がある。また、通関業者は営業ごとに通関士を配置、通関書類の内容を審査させるほか、記名押印させる義務を負う。通関業者は一般に、海貨業、陸運業、倉庫業、港湾業などを兼業しているケースが大半である。
  • Customs Clearance (通関)
    Customs Clearanceとは関税法に従い貨物の輸出入について税関から許可を受けること。また、輸入される貨物が税関を通過するという意味でも使われる他、貨物の輸出入の申告にはじまり、それぞれの許可にいたるまでの一連の税関手続きを指すこともある。  
  • Customs Clearanse of Cargo in Freight-Container (コンテナ扱い)
    Customs Clearanse of Cargo in Freight-Containerとは貨物をコンテナに詰めたまま通関をすること。税関において、本船扱いおよび艀中扱いに準じて用いられる。    
  • Customs Duty (関税)
    Customs Duty(関税)とは、外国から貨物を輸入する際に徴収される輸入税のこと。国の財源確保と国内産業保護を目的に課せられる税。
  • Customs Inspection (税関検査)
    Customs Inspectionとは税関にて申告書類をチェックし、申告書記載の貨物と実際の貨物が同一であるか、税番が正しいかなどを確認すること。
  • Cut
    Cutとは船積貨物の受付終了日のこと。コンテナ1本単位で船積みをする場合、入港の前日に、また混載貨物の場合は入港の前々日までに指示された場所に搬入しないと船積みをしてもらえない。
  • CY (Container Yard)
    CYとはコンテナを搬入して蔵置、受け渡しをする施設のこと。また、ヤードに直接搬入できるFCL貨物を指すこともある。
  • Cylinder
    訳語:びん
    Cylinderとはガス、液体などに用いられる鉄製円筒状の容器のこと。

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