京セラやKDDの創始者である、日本を代表する実業家の稲盛和夫氏ですが、経営破綻したJALを見事に短期間で再生させたことでその名声は一気に高まったと思います。
氏の経営手法は
アメーバ経営で学びましたが、こちらは経営思想というか理念の方です。
経営者としての心が構えや信念について稲盛氏の考え方が紹介されています。
また、アメリカの企業を買収した際にその信念を伝えるために開いた現地マネジメントチームとのQ&Aをまとめたものを紹介しています。
根本的にアメリカの経営は考え方が違うが、これらのセッションを通してアメリカ人のマネジメントチームとお互いの理解を深めることが出来、収益も回復&成長に向かったのだそうです。
私の会社のアメリカ経営陣とは分かり合えている気がしないので、うらやましい限りです。というかすごいなと思います。うちにはそもそもこんなにしっかりとした理念もないし、何か、都合良くフラフラ指示がぶれるので日本側も悪いと思うのですが...はっきり言ってバカにされてますし、上手く利用されて、市場価格以上の給料をせしめられていると感じますが...
稲盛氏の哲学の中で、「その動機は善なりや、私心無かりしか」というのを参考にしています。今のAU、KDDIを創設する際に自らに問うた質問のようです。
個人の私心のためで無ければ、世のためになるものであれば、必ず成功するはずなので、私欲の無いことを何度も確認したそうです。
私の場合はこんなに大きな話ではないですが、日々の業務でやるべきかしないべきか迷った際に、この視点から見つめ直すようにしてみています。
やろうとしていることは、会社やお客、社会にとって必要なのか?良いことなのか?
ただ、自分が楽したいだけじゃないのか?
責任を転嫁するための戦略じゃないのか?
誰かの足を引っ張りたいだけじゃないのか?
などなど。
私心の為の行動じゃないだろうか?という事を確認するようにしてみています。
そう言う目で見てみると、自分の見栄えを良くするためとか、楽なポジショニングをするためだけのアクションなんかもあり、無駄な事がいっぱいあることが見えてきました。
これらに使っていた時間やロードをもっとポジティブなアクションのために使えばもっと自部署や会社に貢献できるんだろうな〜と感じるようになりました。
特に、自分よりポジションの上の海外の拠点の責任者とやりとりが多く、しかも、その人達に本部の意向を伝え、何とかそちらの方向に動いてもらわないといけないので、何か、政治的というか黒幕的というか、参謀的といったような仕事が増えてしまうので...
その中にどっぷり浸かってしまうと見えなくなってしまう無駄に結構、気づいた気がします。外から見ると明らかなのかも知れませんが、中にいると見えなくなってしまうもんですね…
2015.02.07
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