有栖川有栖の
ペルシャ猫の謎を読みました。
本人も登場する火村探偵シリーズの第5弾で、短編集となっています。
中身ですが、全部で7編の短編が収められています。
どれも短いながらも、十分に楽しむ事ができました。
特に最初の「切り裂きジャックを待ちながら」なんかは、人間ドラマの悲哀も含まれており、とても良い作品だったと思います。
もっと膨らませて読み応えのある長編作品として読みたかった気もします。
その他の作品も短編の時間つぶしとして読むには十分に楽しむ事が出来るのですが、正直なところ、長編小説を書くためのネタを集めている段階で、膨らみきらなかったネタを短編として発表している気がします。
短編だからこその切れ味の良さといったものがあまり感じられない気がします。
どうしても長編に比べて物足りなさを感じてしまいます。
このシリーズは短編で読むにはあまり向かないのかもしれません。
さすがに上手に仕上がっているので、読んで損をすると言うことはありませんが、他人に勧めたいと思うほどの作品でもありませんでした。
2013.03.24
採点:★★★☆☆
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