「読書の時間」は備忘録として読書の感想や書評をまとめたサイトです。

有栖川有栖のミステリー短編集、「ジュリエットの悲鳴」を読みました。

長編ミステリーもいいのですが、短編でさらっと読めるものもと思い買っておいたんですが、
なかなか読む機会がなく、やっと手に取ることができました。

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全体的にバラバラの作品で、これといったテーマがあるわけではないですが、
それぞれの物語はそこそこ楽しむ事ができます。

気楽に読むにはちょうどいいのかなと思います。

一つ一つの作品について感想を述べる気はありませんし、お気に入りの作品も特にありませんでした。

ただ、読んでいて感じたのは、ミステリーのネタを考えていく中で、
あまり膨らまなかったものが短編として書かれているのかなという感じでした。
これをベースに長編ミステリーに仕上げてもイマイチかなってやつを。

本の題名にもなっている最後の「ジュリエットの悲鳴」はこの短編集のために
書き下ろしされた作品だそうです。
しかも題名を先に決めてから、後から物語を考えたのだそうです。

それ以外の作品についても、書かれたきっかけとか、ネタ元、仕掛けなどなど
後書きでその背景などが書かれており、興味深いです。

採点：★★★☆☆


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