貴志祐介氏の
黒い家を読みました。
最近では「悪の教典」が人気となっている同氏の作品で、
出世作のひとつといわれているようです。
全く、前知識なく読んだのですが、物語は保険詐欺・殺人の物語でした。
感想からいえば、怖く、緊張感がありホラーとしては十分楽しむ事ができましたが、
(ホラーと知らずにミステリーだと思って読んだのですが...)
少し、読み物として鈍くさく感じるところがあり、もう少しかなぁって感想です。
ただ、死体や殺人の描写などはかなりグロテスクですが...
前述の鈍くさいというか、モタモタしたところというのは、
必要でないのにやけに描写が詳しかったり、表現が分かりにくかったり、
主人公の行動の理由がよく分からなかったりと、少しノリ切れないところがあります。
とはいえ、無駄に描写が詳しすぎるだけではなく、例えば肝になるようなキャラクターの描写や、
事件・死体などの描写は生々しく、臨場感というか恐怖感を煽る文章力は十分と思います。
もっとスッキリと書けば1/3ほどで終わるのではないのかと思うのですが、十分、楽しむ事ができました。
貴志氏の他の作品も読んでみたくなりました。
ただ、ホラーはちょっと...ですが。
採点:★★★☆☆
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