山崎豊子の
不毛地帯が読み終わりました。
陸軍学校を主席で卒業し陸軍参謀として活躍、
シベリア抑留を終え帰国し、伊藤忠商事に入社し発展に寄与し
会長にまで上り詰めた瀬島龍三をモデルとした経済小説です。
基本企業の泥臭い場面や汚いところなど、非常に興味深い話でした。
どちらかというと、企業でダイナミックに活躍するためには、
どのようなことが必要なのかとか?どんなことがあるのかなどの
参考にしたいと思って読んでみたのですが、危ない橋を渡りまくってますね...
目的を達成するために必要なことは道徳的には許されないことであったり、
個人の思いとしても受け入れられないのだけれども、
我慢して遂行しなければならないところなど、悲しくなります。
実際のビジネスの中でもそうなのだと思います。
どっちを選ぶべきなのかは、未だ私の中で答えは出ていませんが。
最初のシベリアのシーンが長すぎて、なかなかビジネスの話にならないので、
途中でやめてしまいそうになりましたが、我慢して読んでよかったです。
確かにあのシーンは後の物語を語る上でも必要なのでしょうし。
それにしてもロシアが嫌いになりました。
今までは、ロシアや中国を嫌いになりたくないので、戦後の書き物は敢えて
避けてきたのですが、少し向き合って読んでみようかとも思います。
採点:★★★★★
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