伊坂幸太郎の
グラスホッパーを読みました。
著者自身が「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」といっているそうです。
話は鈴木・鯨・蝉の3人の物語が、彼らの視点から語られていきます。
妻を金持ちの道楽息子に殺され、復讐のためにその父親の会社に潜入する
中学教師の鈴木と、彼が目撃するその息子の殺害現場。
依頼されて殺しを行う「自殺屋」と呼ばれる殺し屋の鯨。
自分と相棒の関係に葛藤をもつ蝉と呼ばれる別の殺し屋。
彼らの物語がそれぞれに魅力的に展開し、
それが1つにつながっていく、伊坂作品の醍醐味を堪能できます。
全く異なる話というか、別々の物語をよくまとめたな〜と思います。
「Monster」や「20世紀少年」の浦沢直樹先生にも見習ってもらいたい。
作者本人が一番達成感があったというのもうなずけるかと。
また、この物語の展開が、後の傑作のゴールデンスランバーにつながる
マイルストーンであったことが後からだとうなずけます。
とはいえ、私はラッシュライフの方が好きでした。
十分、面白かったですが。
いよいよ、全作品読まなくては気がすまなくなってきました。
古い作家じゃなくてよかった。それほど作品も発表されていませんし。
とはいえ、最近業務が忙しくなってしまい、本を読む時間が取れません。
暇は暇で、困るのですが、忙しすぎるのもそれはそれで困るかなと。
採点:★★★★☆
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