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「読書の時間」は備忘録として読書の感想や書評をまとめたサイトです。

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万能鑑定士Qの事件簿 II松岡圭祐

松岡圭祐万能鑑定士Qの事件簿 IIを読みました。


万能鑑定士Qの事件簿Iを読んだところ、話が完結しておらず、IIまで読まないといけないことが分かり、続きを読みたくて早速〜IVまで購入して見ました。


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[I]で広げた謎の完結編です。
謎の力士シール、突然日本を襲ったハイパーインフレのつながりや犯人がようやく分かります。

で、その内容なのですが、まあまあ、筋は通っていますが、何かイマイチな感じでした。
ぶっ飛んだ設定のワリには、何か、まともなというか、縮こまったオチでした。そのバランスがいいのかも知れませんが...

紙幣の発行枚数と流通額や預金額の違いのところは、ロジックが通っていないと思います。何となく、不安を煽って、それでハイパーインフレになったと言うのはまあ、許せるとしても、流通額と発行額が合わないのは当然で、個人や企業が預金として銀行に預けたお金は、最低限の補償金額を残して、更に市場に融資され、その人や企業がまた預金しと、流通額や預金額は発行額の何倍にもなることになるはずなんですが、その辺の仕組みのこと無視しているし、しかも偽札は1万円だけなのに、これらの金額は全体の貨幣でしょうし...
と、まあ、この辺のことを細かく難癖つけてもしょうがないんでしょうけど...


設定と謎の広げ方が面白かったので、期待して完結編のIIと、更に続編の〜IVまで購入して見たのですが、ちょっと早まったかも知れません。

繰り返しになっちゃいますが、ちょっと期待外れの完結編でした。


シリーズはまだまだ先まで出ているようなのですが、続きを読むかどうか悩むところでもあります。まあ、買ってしまったものを読んでから決めればいいとは思うのですが、なんか、シリーズものって最後まで読まないと気が済まないというか、なんかすっきりしないんですよね〜。一回手を出すと。

涼宮ハルヒシリーズも3作目ぐらいまでは本棚に置いてあって、1作目しか読んでいないけど、何か、すごく気になっているんですよね〜。

見切りを付ける勇気も必要ですね。
他にも買ったまま、読んでいない本がいっぱいありますし。


2014/12/27


採点:★★★☆☆









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