東野圭吾氏の
毒笑小説を読みました。
笑える小説の短編集とのことです。同作者の怪笑に次ぐ第2弾とのこと。
各短編は題名からも分かる通り、少し「毒」のある笑いです。
これについては巻末に京極夏彦氏との「笑い」についての対談にもある通り、笑えるものについて考えると、他人の不幸やバカなこととなり、まあ、そういったイメージを表すにはいいタイトルだと思います。
肝心の中身ですが、ひとつも笑えませんでした。
「本格推理関連グッズ鑑定ショー」はミステリーとして面白かったけど、笑えるところはなかった…
前述の巻末の対談でも語られていますが、笑える小説を書くのは難しいそうです。それなのに、笑いの小説を書いていると本気で書いていないと思われたり、評価が低いため、注ぎ込むロードに見合わないのだとか。
確かに笑える小説ってほとんどであったことがありません。面白いと思っても、「笑う」ところまではほとんど行かないですし。
そういった面で行くと、東スポ黄金伝説ぐらいですかね〜?笑えたのは。件の対談相手の京極氏の相撲のやつも読みましたけど、笑えないどころか、ちっとも面白くなかったですし...
他にも大宮エリー氏のエッセイとかリリー・フランキー氏の本とか、面白かったけど、笑えるほどではなかったです。う〜ん、笑える本ってのは難しいんですね…それぞれの好みもあるでしょうし。他にもブックオフで笑える本のリストなんかを見て購入した本も軒並み笑えなかったし。中には面白くすらないものもありましたし。
そういう面では、あまり評価していなかったのですが、東川篤彦氏の小説は軽妙な語り口が面白く、笑えるほどではないけど、すごいのかもしれません。
時間つぶしぐらいに読むのにはいいかもしれませんが、他の人に薦められるほどの本ではありませんでした。私としては。
この作品がどうのこうのというより、笑える小説について考えさせられる一冊でした。特に巻末の対談が。
採点:★★☆☆☆
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