夕刊フジの特別取材班がリストラされた人たち78名へのインタービューをまとめた本書。
将来、リストラされないために役に立つかな?と思い購入して見ました。
内容はといえば、リストラされてしまった人へのインタビューを通して、どんなリストラが行われたのか、その後の人生はどうなってしまったのか?ということが描かれています。
だいたい、40〜50代を過ぎてからのリストラで、再就職先が見つからなかったり、見つかったとしても収入が1/2~1/3ほどになってしまうなど、とても大変な状況になっています。
とはいえ、この題名のようにこんな人がクビになるという内容にはなっていません。
基本的には本人に問題がある場合よりも、会社の経営が立ち行かなくなって、そのためのリストラ対策の中で解雇をしなければならない状況になり、そのために、職を失ったという話が多いように思えます。
決して、ダメな社員、うっとうしい社員、人間的に問題があったためにリストラされたという話にはなっていません。
原因は世の中の不況であったり、会社の経営問題であったりします。
そういう意味で、優秀で会社の一線で活躍しているような人も解雇の対象になってしまっています。
中には、自分の部署の人間をリストラして、元の部下に恨まれながら、最後には自分も解雇されてしまったなんて例も紹介されています。
皆さん、自分の会社は大丈夫だろう、自分は大丈夫だろうと考えていたのに、いざとなったら会社は簡単に自分を切り捨てたと言っています。
私も正直、今は同じように考えています。
でも現実は、製造会社にいて、どんどん生産が海外にシフトしてしまっています。
今後は更に加速し、日本の生産は落ち込み、人も余る状態になってきます。
数年後の生産金額からは数百人の人間が余ることも分かっています。
その状態が見えているのに、自分は大丈夫だと考えています。
最悪は海外でマネジメントするんだろうって...
でも、マネジメントも現地化が進んでいるんですがね...
採点:★★★☆☆
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