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「読書の時間」は備忘録として読書の感想や書評をまとめたサイトです。

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経済ってそういうことだったのか会議佐藤雅彦・竹中平蔵

経済学というものに対して、懐疑的なイメージを持たれていた佐藤さんが、
対談相手の竹中氏の経済学の意味はそもそも共同体のあり方という事なんだと
言うことにひかれて、経済をもっと知りたいと進んだ企画のようです。

私も、経済学って何?と日々感じています。
役に立つの?

経済学者がもてはやされたり、我が社の社長さんは某大学の経済学部が続き、
そんなに偉いんかいな?と不思議に思っていましたので興味が沸きました。

経済学によって、世界経済や我が社の収益ももっと救われているのでは?

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対談をまとめ直して、お二人での対談方式で書かれているのですが、
読み始めで、少し???と感じました。

それは、読みやすくしているのか?中身を理解しやすくしようとしているのか?
当初の佐藤さんの経済についての質問があまりにも初歩的すぎるんです。

経済の本質や原点をつく質問なのかも知れませんが、
そんなのあんた知ってるでしょう?わざとらしいと感じました。


とはいえ、内容は根本的なお金とは何か?その機能は?為替は?といったことから、
世界経済のあり方とか、現代経済の悩みや経済理論と、
次から次へと沸く疑問について丁寧に解説されていてとても面白かったです。

生活に根ざした内容というか、私たちの身近な問題や事象について、
素朴な疑問を経済学から説明してくれたりと非常にわかりやすいというか、
身にしみる内容になっています。

経済や経済学に興味が沸いたら、入門編としてはよいのではないでしょうか?
経済についてはもうよく知っているぞという方にとっては物足りないと思いますが、
何となく分かっている気はするけど、そんなに自信ないという方にはよいかと。

私はアメリカの大学で経営の専攻でしたので、経済の授業は何個か取ったのですが、
改めて読んで見て理解が深まった気がしました。
読んでよかったと思いましたから。

冒頭の私の疑問にも答えてくれていますし。

経済学ってよく役に立たないって言われるけど、
それは、「期待されすぎ」だからだろうと…


発表されたのが2000年ぐらいですから、それから10年ほど経っていますので、
最新の経済状況について続編が出ても良いな〜と思います。


採点:★★★★









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