桜井章一氏の
負けない技術を読みました。
裏社会の麻雀の代打ちとして20年間無敗の実績を持つ雀鬼・桜井章一氏の勝負哲学を記した本書があると言うことで読んで見たいと思いました。
学生の頃は結構、麻雀もやりましたし、それ関係のマンガや書籍も読んだモノです...
一言でいると、 「勝つ」のではなくて「負けない」と言うことのようです。
先々のことを考えると、圧勝できるときでも相手を追い込まないために負けない程度に抑えておくというモノのようです。
ボコボコにすると恨みが残って、仕返しされちゃうから。
お恥ずかしい話、私自身、仕事関係で嫌いな人っています。
しかも、対して優秀じゃないくせに、自分の仕事には自信を持っていて、他人の仕事にケチをつけまくります。
本人のミスや過ちを指摘して、ギャフンと言わせるのは簡単ですし、ちょっとひねって、ダメさを社内で晒してやることも出来ますが、コレを読んで踏みとどまりました。
本書では自然と同化したり、勝負や場の流れを読むことが大事。
その読んだ空気や流れに対して適切なアクションを取るように。と教えてくれます。
確かに、相手や気に入らない人間をボッコボコにして圧勝したり、恥をかかせる事はある程度の能力やスキルがあれば可能ですが、それって自己満足なだけで、将来的に自分のためはならないんですよね...
それよりも、仮に嫌いな相手でも、過ちを陰で諭して、大勢の前で恥をかくことから救って上げた方が将来に通じますよね...
まあ、大局を見て大人に成れって事なのかもしれないですけど、代打ちの世界で20年間無敗を誇った雀鬼に言われると何か説得力があるし、深く考えてみようと思えます。
2015.06.30
採点:★★★★☆
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