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「読書の時間」は備忘録として読書の感想や書評をまとめたサイトです。

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人生は1勝9敗でいい!浅野哲

現在はベトナムで日本人初のカジノオーナーになっている不屈の実業家、浅野哲氏の人生は1勝9敗でいい!を読みました。

氏は4回無一文になった経験があるが、都度、再起を果たしてきたようです。


人生は1勝9敗でいい!

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とても熱い一冊でした。
4回無一文になった経験を経て、現在はベトナムで事業を展開しているようです。
これらの経験を赤裸々に語ってくれています。

全体を通して言っていることは、出来ないなんて自分で限界を作らずに、挑戦しよう。

大失敗したときには周りの人間に本当に助けられた。順調にいっているときには気づかないけれども、こういった時に周りの人間のありがたさが分かる。人とのつながりは大事にしましょう。

負けても負けても、最後に勝てばOKなんだから諦めずに立ち向かおう!って感じでした。


営業のテクニックやノウハウなどは、確かに「すごい!」と思いました。
同氏の別書である「即効!10秒で決めるテレアポ&電話営業術」に興味が沸きました。
こっちは是非読んでみたいと思います。

ただ、負けても、失敗しても最後に成功すればいいって考え方はちょっと賛成しかねました。
確かに失敗してしまうことはありますし、そこから再起を果たすことは大切だと思います。
でも、その失敗の際には従業員などの生活に大きな影響を与えてしまいます。経営者に責任があることは間違いないので、失敗してもいいという考え方がどうしても受け入れられませんでした。
失敗してしまうことは確かにあり、しょうがないと思いますが、だからといって最初からいいとは言えません。

氏は自分の失敗についてもかなり赤裸々に語ってくれています。
大学時代に起業した事業は離婚を機に手放し、その後、北海道で再就職した企業では若くして重役まで抜擢され、実質事業を切り盛りしていたけど追い出されてしまう。
その後、立ち上げた事業では結局、成果を焦ってしまい倒産してしまったと。
ある意味、壮絶な人生で、すごい!と思います。

そういった面で、このエネルギーと考え方というのはとても参考になりました。
でも、繰り返しになりますが、本のタイトルになっている何回失敗しても最後に成功すればいいというのは賛成できませんでした。

2013/07/11


採点:★★★☆☆









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