改革推進派の元官僚として有名な古賀茂明氏の
官僚の責任を読みました。
テレビなどでもよく見ましたが、最近は退官したようです。
結局、永田町の中からは改革できなかったんでしょうか・・・
まあ、中身は官僚の自分の省益を優先する姿勢やそうさせてしまうシステムの批判。また、古賀氏による改善案の提案などが書かれています。
昨今、TVや雑誌、ネットなどで得ることの出来る情報の範囲を超えているとは思いませんでしたが、元官僚の本人が告白していることに信憑性を感じます。それぐらいですかね、この本の意義というか読む価値は。
省内の出世も同期に比べて早く、国民のためを思って仕事に取り組まれていたらしいんですけど、でも、国益や国民を最優先すると自分の省庁への利権誘導や予算確保などが出来なくなり、出世できなくなるんだとか...
まあ、そんなせこいことにあくせく汗を流している人たちが、自分たちをエリートだと思ってるのが哀れです。それに官僚の仕事とは数字や結果で成果をはかりにくくなるので、どうしても仕事の時間で判断するようになってしまい、遅くまで残業している。やることがなくても残業している、一度外に飲みに行ってから帰ってきて遅くまで会社にいる。なんていうくだらないことも横行しているみたいです。
ホント、完全に無駄だと分かるはずなのに、優秀な人たちなんでしょうけど・・・
なんか人間として貧しいなぁと思いますがね・・・
もちろん、本当に国のために働きたいと頑張られている方達もいるんでしょうけど。
まあ民間企業でもそういった風潮はないわけではないので、官僚だけを責めるのは少し違うのかも知れませんが、でもやはり税金を集めて、それを使っているんですから、本当にみんなのためになるように使って欲しいものです。
優秀な人たちが揃っているんですから、みんなが同じベクトルで、国のために働いてくれたら、すごい力になると思うんですけどね。
お願いしますよ。
2013/4/13
採点:★★★☆☆
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