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「読書の時間」は備忘録として読書の感想や書評をまとめたサイトです。

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会社に人生を預けるな勝間和代

勝間和代の会社に人生を預けるなを読みました。


会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

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本来、伝えたいことはリスクは避けるものではなく、マネジメントしていくもの。
そのためには、リスクを正しく分析・把握することにより、
どのリスクを取り、どう管理していくかを決めていく必要がある
ということだと思います。

しかし、彼女特有のトーンになってしまうと、
終身雇用はリスクが高い雇用形態であり、
安全と思っていても会社は守ってくれなくなるよ。というものです。
そんなリスクに気づかずに働いていていいの?
私みたいに外資で働いたり、独立して自由と実力を身につけなさい。
カツマー達よ、それが成功よって読めるのです。

外資系と企業におけるリスクとそのマネジの仕方は書かれていません。
あんた、そのリスクを理解してマネジしていないからだと思います。

だって、自分でも望んだわけでもなくてそうなっていて、
思ったより自由でリスクも少なかったっていっていますから。

終身雇用で安心している人に警鐘を鳴らす前に、
自分の状況を正確に分析しなさいよ。
自分の生き方の正当化にいつも一生懸命になりすぎですよ。
これが、うざい。

様々な他業種のディーテールまで記述があり、
これは本のために勉強したというよりも、会計士時代に出向いた企業で
学んだ内容だと思うのですが、ただの評論家でなくて、
ある程度の中身まで良く勉強・理解されているんだなぁとは感じます。
(でも、素人にしてはよく知っているって事ですよ。)

あと、他人の著書に書いてあることは検証もせずに正しい事として
引用していますが、(実際は検討しているのかもしれませんが)、
その姿勢は自らが本書で警鐘を鳴らすリスクに気づかない体質ですよ。

言っていることは正しいと思いますが、あんたホントに出来てるの?
しているって書いていますが、出来てないこといっぱいあるじゃん。
こんなのみんな気づいていることで、どうやってやるかが大切なんじゃないかな?
リスクに対する感度を上げるためのアドバイスはありますが、
(食べ物の添加物とかを気をつけてみるぐらい)
どうリスクをマネジメントするかのアドバイスというかテクニックの紹介がない。
知らないんでしょ。
知っていれば偉そうに書きそうなものだから。


あんまり読む価値はありません。

採点:☆☆☆☆









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