白洲次郎の
プリンシプルのない日本を読みました。
吉田茂の側近でもあった白洲次郎の発言や文章をまとめたものです。
彼の活躍した戦中・戦後は私にとっては歴史の一部であり、
実感のわかない時代なのですが、様子が良く伝わってきます。
白洲次郎の指摘は実に的を得ていてびっくりします。
様々な事件や出来事に対しての考察の鋭さがすばらしい。
本質を捉え、それに従った解決策も提示している辺りが更にすごい。
あと、本書を通して感じたのは政治の世界は今も昔も同じだなぁ〜と。
白洲さんが批判している国会や政治家の問題は、
現在の問題にも通じる問題点であり、その姿勢は全く変わっていないなと。
昔は良かったとか、現在は行き詰まりでぬるま湯につかっているなんて
批判がありますが、昔から一緒じゃんと少し安心しましたし、
全然、成長もしていないんだなぁとがっかりもしました。
それよりも、自分の周りで起きていることや国で起きている問題について、
彼のように本質をつき、多角的に分析するというものの見方は、
学ばなければならないなぁ〜と感じました。
非常に有意義な一冊でした。
採点:★★★★☆
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