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アイルランドでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>

商談 3
  • 大げさなプレゼンやあまりにも宣伝を目的としすぎた売り込みについては、後にからかいの対象となるだけですので控えるようにしてください。
  • プレゼンは簡潔に要点を分かり易く説明する必要があります。多くの余談や過剰な詳細についてはアイルランドのビジネス文化では余り受け入れられません。
  • これはアイルランドのビジネスパーソンはよく思われているのとは反対に、いつも忙しく急いでいるので、ミーティングは短く、そして簡潔であるのが一般的です。(ただしこれは民間企業でのことです。)
  • この10年間でアイルランドは急激に変化しましたが、アイルランド文化は一般的に変化に対しては余り受け入れない傾向があり、これがこの国をゆっくりとした昔ながらの国という印象を与える原因になっています。(例えば、鉄道システムや顧客サービスの対応など)
  • これが意味するのは新しいアイデアやシステムは受け入れられ難いということです。
  • 民間企業の積極的なビジネスパーソンは非常に貪欲で、新しいアイデアやシステムを堂々と流用(盗用)することがあるといわれています。
  • そのため、余り最初の段階ですべてをさらけ出すことは避けるようにしてください。あなたのすばらしいアイデアだけ使われ、あなた自身に見返りが全くなくなることになりかねません。


  • 既に存在するルールや法律は個人の感情に関らず、前例として採用されることが一般的で、交渉においては会社方針を最優先します。
  • 実験的な証拠や事実は最も信頼の置ける証拠として扱われます。個人の感情や感覚は当てにならないものとして考えられており、特に意思決定の段階では顕著です。
  • アイルランド人は一般的に、プレゼンや会議においてスポーツを使った例え話をよくする傾向があり、それについてはとても前向きに理解しようとします。
  • アイルランド人はマーケットシェアよりも利益を優先して考える傾向があります。
  • ビジネスの交渉中に個人の生活の話題が持ち上がることがしばしばありますが、これはアイルランドでは家族はビジネスと同じぐらい重要であると考えられているからです。
  • 例えば、ビジネス相手の肉親が亡くなったりした場合には、その葬儀に参列するか弔辞を送るようにします。そして、そうしないと相手に対してマイナスの印象を与えることとなります。
  • 一般的にアイルランド人は過剰に褒める相手に対して、余り信用しないか好感を持たない傾向があります。こういった行動に対しては、何か嵌められていると言う印象を与えたり、騙されていると感じる傾向があります。
  • 更に、アイルランド人はプレッシャーを与えられることを嫌い、過剰な期待や要求に対するストレスに対しては激昂することもしばしばあります。


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