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アイルランドでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
- アイルランド人はそのビジネスネットワークを広げることを好みますので、特定のビジネスの用件がなくても、”一緒にコーヒーでも飲みながら何か一緒にビジネスの可能性を検討しませんか?”という程度の面談にも喜んで応じることは少なくありません。
- 何時どのような人間が必要になるのか分からないので、ネットワークを少しでも広げるようにするのがアイルランドのビジネス文化となっています。
- トレード協会や専門職協会などのビジネスネットワークには登録するようにし、そのイベントには参加するようにすることが更に重要になります。それらがビジネスのネットワークを構築する上で理想的です。
- アイルランドのビジネス文化の大きな特徴は家族がすべてであることです。多くの企業は家族経営であり、昇進はその技術や能力に関係なく、家族が他の従業員に優先して行われることが決して少なくありません。
- そのため、誰が誰とどういう関係なのかを理解するように努め、兄弟や従兄弟、祖父母の従兄弟の孫(Third cousin)など、予期せぬところからぞろぞろと現れますので注意するようにしてください。
- 上記より。既にビジネスネットワークのメンバーからの紹介が最も有効であるといえます。
- もし、紹介を受けた際には実際に面談するようにしてください。これは紹介した人間が後ほど必ずと言っていいほど確認をするためであり、もし面談していないことが分かると時間を無駄にさせられたと感じさせる羽目になります。
- 紹介は適当に行われているわけでなく、アイルランドのビジネスにおいて中心を占める非常に重要なことです。
- アイルランド人は権威者や自らを他人より”一段高い”位の人間と思っている人間に対して、不信感を抱いていることがたいていの場合です。いつでも冷静に対応するようにしてください。
- シニシズム(皮肉)はアイルランドの重要な国民性のひとつで、過度の裕福層や権力者は皮肉の対象とされ易く、むしろ弱者の方が敬意を持って扱われます。
- 積極的な売り込みの方法に対しては一般的に嫌悪感を示します。
- アイルランド人は直接的な表現を好みますので、プレゼンや営業に関しては簡潔にストレートにまとめることが重要です。また、この際にメリット、デメリットの両方を強調するようにするとより効果的です。
- また、値段や条件については交渉されることを覚悟しておいてください。
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