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インドネシアでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>

商談 3
  • 話をする際には静かに、落ち着いたトーンではなし、感情をコントロールし冷静さを保つことが欠かさないようにしてください。
  • 反対意見や問題については間接的な表現でほのめかすようにしてください。再度確認しておきたいのは、インドネシア人は相手が喜ぶだろうこと、聞きたいと考えているだろうことを言う傾向にありますので注意してください。
  • インドネシア人のミーティングへの出席者は、あまり発言しないことに気付くかもしれませんが、これをネガティブに受け取らないようにしてください。しばしばインドネシア人の出席者はグループ内での方針が一致するまでは一歩引いて議論を聞く傾向にあります。また、インドネシア人はとても優しいしゃべり方をしますので、あなたもそうするようにしてください。
  • 打ち合せやプレゼンにおいては、相手が理解しているかどうかの確認をあなたから行うようにしてください。”面子”を重んじる文化ですので、多くの人間の前で自分から理解していないと言い出すことはほとんど期待できません。また、一般的なインドネシア人の英語力レベルは高くありません。
  • インドネシア人は相手の間違いやミスについては、恥をかかせないために訂正することはせずにそのまま流す傾向があります。実際に、重大な問題に繋がるような間違いについても、上階級の人間については訂正せずに受け入れることもあります。
  • インドネシア人は交渉に関してかなりのやり手の傾向があり、可能な限り条件のよい契約を勝ち取ろうとする傾向があります。彼らの信用や敬意を勝ち取るために、いつでも前向きで首尾一貫した姿勢を心がけるようにしてください。


  • 商談において値段交渉が繰り返されるのは一般的です。インドネシア人にとって購入や交換の際に値切るのは日常普通に行われております。そのため、とても手ごわい交渉相手となります。そのため、とても控えめに見えるインドネシア人の相手でもかなり手ごわい相手となり得ることを覚悟しておいてください。
  • 恭しく聞き、静かに話すことは調和を維持することを目的として行われています。しかし、交渉においては決着できるのか不安になるくらいの高い目標がぶつけられます。
  • 質問に答える際に、インドネシアのビジネスマナーにおいては10〜15秒ぐらいの間をおいてから回答してください。また、当然相手もそうしますので待つようにしてください。このことを知らないと相手が同意したものと勘違いし、本当の回答を得る前に話を進めてしまうことになりかねません。
  • 時としてとても個人的な、給料、学歴、家族構成、未婚の理由、子供のいない理由などを聞かれることがあります。これらについて解答したくないときには、怒ったりはせずに丁寧な姿勢のまま話題を変えるようにしてください。これらの質問はインドネシアのビジネス文化においてはすべてを意味するといっても過言でない、あなたのステータスを判断するために行われます。
  • 会話を上手く進める際には、インドネシア人にとって相手は自分より役職が上なのかどうかを知ることは欠かすことのできない情報となります。あなたのステータスが分かるまではとても居心地わるいため、個人的な質問をする傾向にあります。
  • インドネシアの面子を重んじるビジネス文化のため、実際にはそうでなくとも”Y es”と返事することがあります。現実に”Yes”は「後で検討します」などのあいまいな返事から、はっきりとした「No」まで様々な意味合いに使われます。そのため、”Yes”の本当の意図するところを正確に理解するためには、会話全体の進み方とその”Yes”の言い方に注意するようにしてください。


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