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インドネシアでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>

商談 2
  • 時間については比較的ルーズな傾向があります。公式なまたは地方政府の会議も1時間以上遅れることもしばしばあります。時間についての緊迫感が薄い文化となっていますので、納期や時間についてプレッシャーを与えられることを嫌います。
  • インドネシアのビジネス文化においては組織が個人よりも優先されるため、個人のアイデンティティーは組織のそれと同一化されます。
  • インドネシア人は一極集中して住んでいますので、混雑に慣れておりパーソナルスペースをそれ程必要としません。
  • 最も年配の人間か力量のある人間がグループのリーダーシップを取ることが一般的です。上役はある特定の一族や軍隊上層部から選ばれることが多く、年齢や軍隊でのランクは役職とほぼ一致します。
  • 上司は家父長的な判断が求められますが、一般的にはグループの合意を追及する傾向があります。
  • 個人に公の場でスポットを当てることについては、インドネシア人はあまり快く感じません。しかし、これには賛否両論の議論がなされています。
  • 個人はグループの一員としての役割を求められるので、必要があればグループを対象とするようにしてください。もし、ひとりの従業員を批判/指導しなければならない場合には、プライベートで落ち着いた真剣な雰囲気で行ってください。


  • 上役は非常に特別な扱いを受け、彼らの誤った振る舞いは見逃されます。例えば、上役がミーティングに遅れてきた際に、嫌悪感を示すことは不遜な態度と受け取られます。また更には、グループの前では上役は良いことのみを報告される傾向にあります。率直なコメントや批判は、プライベートでこっそりとその上役に伝えるようにしてください。また、これには上役の親しい友人などが適任です。集団の前で悪いニュースが耳に入らないようにすることが、インドネシアのビジネス文化では敬意を示す一つの方法です。
  • 日本人のマネージャーにとって、現地の従業員から正確なレポートを入手することは困難となります。これは彼らが上司の喜ぶ報告をしたがる傾向があるからです。これは'asal bapak senang' ['keeping father happy']と呼ばれ、いたるところで実践されています。
  • 従って外国人のマネージャーにとっては事実や真実を知るためのネットワークを構築する必要があります。欧米での就業経験があったり教育を受けているインドネシア人が適任となります。彼らはマネージャーの事実を知りたいという要求を理解するため、協力を得ることができます。
  • インドネシアのビジネス文化は個人の名声や社会的地位における「面子」の上に成り立っていますので、これを理解することはインドネシアでのビジネスでは非常に重要となります。
  • いつでも冷静でいるように心がけ、怒りをおもてに表さないようにしてください。冷静でいることにより、あなたが感情をコントロールすることができ、他人にコントロールされにくい人間であるとの印象を与えることが出来ます。相手を困惑させたり感情を表に出させる行為は、それが不慮の結果であっても、商談に致命的な悪影響を与えます。
  • 相手の”顔に泥を塗らないよう”に感情を表に出したり、相手を困惑させるような行動や言動は控えるようにしてください。ひとつの例としては、公の場で怒りを爆発させるような行為は、あなたを信用できない、敬意を払うに値しない人間と判断させることとなります。インドネシアで”面子を失う”とこを”Malu”と呼びます。


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