南アフリカSouth Africa
商談 3/7
- しばしば、多くの黒人ビジネスパーソンは白人と比較すると海外での経験が豊富である傾向があります。
- これは、白人政府により多くが国外追放されたためです。
- 黒人のビジネス社会との取引の場合には、大多数であったが迫害されていた立場について理解を示すようにしてください。
- 彼らの権利拡大運動はソ連(USSR)や中国などの社会主義国家よりの支援を受けて行われてきました。
- 一方で少数派である白人政府は西洋諸国からの支援を受けてこれに対抗してきました。
- これらの問題についての理解と誠実さを示すことによって、黒人の相手があなたに対して温かく接する助けになります。
- あなたが日本人であるためこの問題には関係ないとして、すぐに温かく友好的に受け入れられると考えるのは誤りです。
- 現地から見ればあなたは白人政府を支援した西洋諸国と親密な国の人間と考えられています。
- 白人の特にアフリカーナはまるで指示の必要な子どもに接する父親のような態度で黒人へ接する傾向があります。
- しかしながら、他国で聞かれることのあるような人種差別主義者のあからさまなスピーチなどはこの国では驚くほど見かけません。
- 白人の南アフリカ人は進取の気性に富み決断力がある傾向があります。
- 面談においては事前によく準備し、ある程度の戦略を持って交渉に臨む傾向があります。
- 一般的には何かを達成しようとしたら多少の賄賂やアローワンスは欠かせないと考えられている傾向があります。
- しかし南アフリカ人はこれらについて柔軟であり、日本人や欧米諸国との交渉においては同様の方法を用いることはありません。
- 南アフリカ人は非情な交渉を行うことは余りありません。
- その代わりに皆の合意を得るように努力し、両社にとって利益となるような合意点を模索します。
- 多くの場合にはフェアープレー精神に則り交渉を行い、南アフリカ人が価格を値切ったり詳細に拘ることは滅多にありません。