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インドについて2ACCESS

人口統計上の特徴

  • そのイメージに反して平均年齢24歳とインドは驚くほど若い国です。人口の約40%が20〜40歳の間に位置します。上の世代と比較して、この若い世代はより自信に満ち、自由と消費に価値を見出し、野心家です。
  • この人口構成の変化は最近の出来事で、今後、更なる文化的価値観の変化が予想されます。
  • インドには都市部と郊外の大きなギャップが存在します。インド社会は農業が主となっており、70%以上の人々が農村に住み農業で生計を立てています。しかし農業はたった23%の産業規模でしかありません。
  • 約1,500万人が医師、技術者、科学者等の高等技術資格を必要とする職業に従事しており、これは世界でも屈指の人数に上ります。しかしながら、識字能力はやっと50%を超えるに留まっています。
  • インドは非常に多様性に富んだ言語を持っており、21の主要言語が存在しますが、それに加え1,600の言語と方言の存在も研究機関で確認されています。
 

政府及び政治的構造

  • インドは1947年にイギリスより独立し、議会制民主主義を目指しました。憲法は1949年に採用されましたが、その構成は西洋諸国(具体的にはイギリス、アメリカ合衆国)のものを参考にしています。
  • 議会は2院制となっており、Rajya Sabha(上院or参議院)とLok Sabha(下院or衆議院)から構成されます。
  • インドは連邦体制をとっており、28の州とその7の連邦直轄領に分けられています。それぞれの州と連邦直轄領には独自の議会制組織があります。
  • インドは世界最大の6億人の有権者を持つ民主国家です。議会は選出された534人以上の議員(MP:Member of Parliament)より構成されます。2004年には世界に先駆けて独自に開発した電子投票システムを使用した議会選挙が行われました。
  • インドには7つの国家政党が存在し、その他に40以上の政党が選挙コミッションにより存在します。
  • 国家の代表は大統領ですがこれは主に形式的なポジションで、実際の立法上の実権は政権のリーダーがなる総理大臣に代表される閣僚会議に帰属します。
  • インドの選挙権は18歳以上です。
  • 官僚に代表される公務員たちは政府の政策実行をサポートします。これらの政府役人はとても厳しい試験により選ばれるので、知性とエリートの象徴でもあります。
  • インドの司法は政府/政治より独立しており、しばしば政府の公式な政策に批判的、さらには反対の決定を下しています。こうした決定は政策がインド憲法の基本精神に反していると司法が判断した場合に下されることになります。