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スペインでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<スペインについてのヒントや注意点>
- 伝統的に近年スペインの建国は15世紀後半のアラゴンのファーディナンドとカスティリアのイザベルによるところが大きいと考えられています。
- これらのキリスト教スペインとの合併はムーア人のグラナダ地方制圧、ユダヤ人の追放、クリストファー・コロンブスの大西洋横断への援助と時を同じくして行なわれました。
- しかしながら現代スペインの建国において忘れてはならないのは、40年近くに渡るフランシスコ・フランコ・スペイン総統の1975年11月20日の死です。
- エル総統の死後とそれに続くキング・ジュアン・カルロスの即位により、厳しく制限され孤立した、超カトリックのファシズムによる独裁政治から、近代の議会政治による民主主義に移行しました。
- これにより過去のスペインに対してのイメージや偏見を文字通り”別の時代”へと追いやることになりました。
- 1978年に立憲君主国として確立された後のスペインは時折みせる経済の下落にも関わらず継続的にその発展を続けています。
- スペインは1955年には既に国連(UN)への加盟が認められ、1982年にはNATOに参加しましたが、大きな前進は1986年のEUへの参加によってなられることになります。
- この結果スペイン経済は大きな経済的成長を遂げることとなり、これにより西洋の資本主義・自由経済への移行が完全なものになりました。
- スペインはユーロ地域の創設メンバーの1国であり、その多くの貿易関係国のあるEU内にて繁栄を続けています。
- 近年のスペインの発展を象徴する事柄を挙げるとすれば、人々の伝統的に行なわれてきた昼寝(siesta=昼寝)に対する考え方の変化をあげる人間が少なくありません。
- もちろん多くの田舎地方においては、特に南部の田舎地方では、長時間の午後の休憩が一般的な事柄として行なわれていますが、商業の中心地においては、もはやこの伝統的週間は行なわれてはいません。
- エアコンの普及が日中の暑い気候を避ける必要を最小限に減らすことに貢献したことが、この理由の一つに上げられます。
- しかし、他のヨーロッパ諸国や世界の他国との取引において、もはや午後に長い休憩時間を取っていては競争力がなくなることが最大の理由です。
- 現在でもスペインの典型的な就業時間は他のヨーロッパ諸国に比べて多少異なりますが、完全に異なった時間帯と言うことはなくなりました。
- スペインでは現在も解決していない2つの「植民支配」に伴う議論があります。
- そのひとつはスペイン南端にある狭い岩野半島のジブラルタルにおける統治権闘争であり、現在もイギリスの属国となっています。
- もうひとつの問題は2つのスペインの包括領であるセウタ(Ceuta)とメリラ(Mel illa)と北アフリカ湾岸に浮かぶ小さな3つの島で、これらはモロッコがその所有権を主張しています。
- これらは非常に取り扱いに非常に注意を要する議論となっています。
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