家の工法の比較
家を建てる方法を「工法」といい、大きく軸組み工法、壁式工法、プレハブ工法に分かれます。
これに材質別の構造が加わり、細分化されることになります。
どの工法はよいかは目的や予算によって選ばれるのですが、それぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
【プレハブ工法】
特徴
部材を前もって企画生産した住宅で、現地でクレーンを用いて組み立てる工法。
工場で工程の80%以上をつくり終えているので、後期は2ヶ月ほど。
鉄骨系だけでなく、木質系ユニットもある。
メリット
・短工期
・低コスト
・仕上がりのばらつきが少ない
デメリット
・間取りの自由が利かない
【ツーバイフォー工法】
特徴
2X4インチの基本材で枠組みを作り、それに構造用合板を張ってパネル化したもの。
面で構成するので、耐震性にすぐれている。
メリット
・断熱性が良い
・機密性が高い
・横揺れに対する耐震性が強い
デメリット
・大きな窓の設計が困難
(壁を構造体として設計しているため)
・増改築の際に制約を受けやすい
【木造軸組工法(在来工法)】
特徴
日本の気候・風土から生まれてきた伝統的な工法で、木材で土台・柱・梁などの軸材を組んで骨組みを構成する。
メリット
・構造の制約が少なく、間取りの自由度が高い
デメリット
・職人の熟練度によって仕上がりや強度の差が出ることがある
我が家は将来の親との同居も視野に入れ限りあるスペースに多くの部屋を作りたいため、在来工法にしました。
プレハブ工法のコストはとても魅力的ですが・・・