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韓国でのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<接待についてのヒントや注意点>
接待 1
韓国は世界でも高い国民一人当たりのアルコールの消費を誇ります。
共にお酒を飲むことはビジネスなどの前段としてしばしば行われます。これは、お酒の席を共にすることで相手をより理解できるという風潮があるためです。彼らは接待を微妙な問題や困難な商談をまとめるために利用します。
仕事時間が終わった後に食事やお酒に誘われることは珍しくありません。お酒を飲まれない方はどのような場所に食事に行くのか、以前に丁寧に聞くようにされるのが良いでしょう。参加したくない場合には、それなりの理由をつけて(ホテルで仕事が残っているとか家族に連絡しなければならないなど)断っても問題ありません。
プライベートでの外出の場面はあなたの性格を判断したり、人間関係を築いたりするための場としてみなされています。そのため、そういった場でのコメントや約束は真剣に受け取られますので、覚悟しておいてください。
平日の夜でも遅くまで飲み続けることも珍しくありません。スコッチが人気の飲み物です。
伝統的に韓国人女性はお酒を飲まないようにするべきだと思われていましたが、最近では変化してきています。若い女性が友人や夫とお酒を飲んでいるところを見かけることがあるかもしれませんが、多く飲むのはやはり男性です。
お酒を飲まない方は水やソーダを飲んでもかまいませんが、その場の雰囲気だけは楽しむように努力してください。
もし、あなたがお酒を全く飲みたくない場合には、宗教上の理由ですとか健康上の理由などの強い理由をつけて断るようにしてください。そうすることにより余計なわだかまりを避けることが出来ます。
接待の場としてはバー(特にカラオケ・バー)が人気の場所となり、歌を歌うことを強く勧められます。
グループの中で皆にお酒を進める人を見つけることが出来ると思います。この人間はその場を盛り上げるために気をつかっている場合が主で、たいていの場合は役職の上の人間です。そのため多くの韓国人は、その人の顔に泥を塗らないためにたとえ飲みすぎであってもすすめられたお酒を飲むようにします。
これらを避けるためにはグラスになるべくお酒を残し、少しずつ飲むようにしてください。こうすることで次々にお酒を注がれるのを避けることが出来ます。
韓国人の中には、これ以上飲めないという時には断ることをせずにこっそりと植物の鉢や他のコップにお酒を捨てることもあります。
接待などでの外出の際には理性や意識を失わないように気をつけなければなりませんが、街では喧嘩や、大声での議論、また酔っ払った仲間を抱えて移動している人たちを目撃することが多々あります。
若い年代の中にはお酒を勧めるプレッシャーを断るような傾向も現れてきています。彼らはお酒の量でなく質を楽しみたいと考えており、節度あるお酒を好みます。
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