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アイルランドでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
- 最初の自己紹介の際に名刺の交換を行うことが最適のタイミングです。
- 商談や打合せを始める前に、適度な世間話を行うことが一般的です。アイルランドでは段階を踏んで物事を進めることが重要であるとされています。
- 世間話の話題として適切なのは天気や、道路状況やアイルランドへの旅程、訪問している州の環境などです。
- この場面での沈黙は無礼な行為として受取られ、相手に対して冷たく友好的ではない人間との印象を与えることになりますので、それを望まない限りは避けるようにしてください。
- 面談中は簡潔に物事を伝えるように心掛けてください。アイルランドのビジネス文化ではあなたの言うことを文字通りに受取ります。反対に相手の言うことも文字通りに受取ってほぼ間違いありません。
- ただし、面談の初期段階では多くの社交辞令や表面上だけでの返答もありますので、その段階での途方もない約束が実現することはあまり期待できません。
- 商談が早くにまとまるとは期待しないほうがよいでしょう。アイルランド人は第一にアイルランド人から購入し、次に現行のネットワークサークル内から購入します。
- 外国人にとってこのネットワークに割って入るのは簡単なことではありません。これには(1)相手にあなたのことを信頼させる。(2)他のアイルランドのサプライヤーが提供できないようなオファーを行う。必要があり、時間と忍耐力を必要とします。
- これらに関しては年月の経過とともに少しずつ変化はしてきていますが、一般的な傾向として考えてまず現在も間違いありません。
- もしあなたが思い切ってアイルランドに進出したり、店舗を開きたいと考えている場合には、アイルランド文化に合わせてしなければならないだろう事を覚悟して置いてください。
- この有名な例としては世界第2位の規模のイギリスのスーパーマーケット・チェーンであるTESCOがアイルランドに進出する際に、そのロゴを青と赤色から緑色に変更しなければなりませんでした。これは、青と赤が反イギリスと非常に強く結びついているためでした。
- 人々が口に出して言わないとしても、人種差別はビジネスでも社会生活でも深く根付いていることを覚悟しておいてください。
- 人々のネットワークサークルに入り込むためには、じっくりと時間をかけ信頼関係を気付く必要があります。一度認められれば、その後は繰り返し誘いや引き合いがあるようになります。
- 他人との信頼関係を築くためには、良いホテルでコーヒーを飲みながら面会するのがおすすめの方法です。ダブリンや都市部のホテルのロビーはコーヒーを飲みながらビジネスをしている人間で混雑していることに気付くと思います。
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