イエメンYemen
アポイントメント 2/3 部族との接し方(続き)
- それぞれの部族ごとに首長(shaikh)が存在し、各々の地方にはこれらをまとめる大首長が存在します。
- 部族によっては中央政府に対して敵対心を抱いている場合がありますので、訪問にあたっては事前に連絡することを忘れないようにしてください。
- これは、特にサナアから訪問する場合には重要になりますので忘れないようにしてください。
- 北イエメンの地方によっては、最も安心な方法は亡命中の王子のうちの誰かよりの手紙を持参することです。
- 彼らのうちの多くはサウジアラビア王国にいます。
- イエメン南部のHamid ed-Din支配下でないところでは、個々の君主に対しての忠誠心を持っています。
- また、彼らの多くはサウジアラビア王国に亡命しています。
- イエメンの部族においてはアポイントメントといった概念は存在しないのが一般的です。
- これは十分に整備されていない道路とイエメンの厳しい地形によって、スケジュールを維持するのが困難なためです。
- ここでは到着する日にちでさえも予測の域を超えません。
- しかし、一度その部族の土地に入ると、そのニュースはライフルの一斉射撃のように一気に広がる傾向があります。
- そのため、首長との面談においてはほとんど待たされることはありません。
- イエメンのビジネス文化では来客を長く待たされることはマナーに反すると考えられています。
- 夜中の移動が必要になることがほとんどですが、午前中に到着するようにすると、その部族の重要な人物の多くとの昼食を共にする機会に恵まれることがしばしばありますので、大変ですがこのチャンスは逃さないようにしてください。
- 昼食の後には「カート(Qat)」と呼ばれる習慣があります。
- カートはアラビア南西部とアフリカ東部に生息する低木です。
- シーシャ(水タバコ)、イエメンの方言ではマダート(mada'at)が吸われるような公共の場においては木の葉が噛まれますが、飲み込みはしません。(ジュースは別です。)