南アフリカSouth Africa
商談 6/7
- 契約を破るような人間は、南アフリカの排他的で小さな家族経営の会社の集まりであるビジネス社会においては2度目のチャンスを得ることはないと考えて間違いありません。
- 一度、海外の企業が契約違反者であるとの評判が立ってしまうと、これを払拭するのは難しく非常に時間がかかります。
- 最後通告は本当に最後の手段として使うようにしてください。
- これに対して即座の対応や回答がない場合には、商談は終了したと考え去る必要があります。
- 次回の面談等のイニシアチブはあなたが取るようにしてください。
- 例えば、南アフリカ人の相手の方から連絡すると言っていても、あなたの方から次回の面談のためのコンタクトをすると主張するようにしてください。
- 南アフリカは非常に効率的な国であるにもかかわらず、納期に対しての考え方は比較的ルーズである傾向があります。
- そのため、もしあなたが厳しい納期を課さなければならない場合には、それをしっかりと説明し契約に文章として加えるようにしてください。
- 南アフリカは訴訟が頻繁に行われる社会ではありません。
- ビジネスの契約はイギリスやヨーロッパ大陸のそれを元に作成されたものを使用することが一般的です。
- これらは過剰には複雑ではありませんが、海外との契約の際には時々ややこしい表現であいまいになっている場合もあります。これは現地の企業が何か失敗した際に対処するために解釈に幅を持たせているためです。
- 南アフリカの法システムは公平で汚職から免れています。
- しかし、会社法と商法においては海外企業よりも現地企業に有利なものになっています。
- 南アフリカの税法など会社法は、会社の構造により迷路のように複雑になっています。
- 各会社体制それぞれに有利な点と不利な点があります。
- そのため現地法人を立ち上げたりする場合には、あなたのビジネスに最も適した会社（資本）の種類を検討する必要があります。
