ロシアRussia
商談 4/5
- プレゼンはシンプルで分かりやすいものを心がけるようにしてください。
- ロシアでは物が不足している状態ですので、あなたのプレゼンに特別なビジュアルや他の装飾を施す必要はありません。
- 英語でプレゼンを行うとしても、説明/配布用の資料や他の文章はロシア語に翻訳してあるものを用意することをおすすめします。
- 更に、ロシア人の相手に通訳を準備してもらうよりは、可能であればあなた自身が通訳を連れて行くようにした方が順調に商談が進みます。
- プレゼンにおいて実験からのデータや他の事実に基づいたデータは重要ですが、全体を通してポジティブな印象を与えることの方が重要です。
- ロシア人との交渉においては、あなた方側が「共通の意識」や「共同戦線」を表に出して望むことが重要です。
- それらのためには、まずあなた側のメンバー全員が、相手が何をこの交渉で達成したいと考えているのかを正確に理解し同意しておく必要があります。
- その後、上記のすべてのポイントを書き出し、商談にもっていくようにします。
- 一般的にロシア人は妥協することは、弱さの表れであると考える傾向があります。
- そのため、ロシア人は相手が十分な譲歩をするか、極度に頑固な態度を示すまでは主張を曲げることなく、しばしば交渉が長引くことがあります。
- 更にロシア人は、怒ったり、席を立ったり、商談を中止すると脅したり、それらに似たことも交渉中には起こるものであると考えています。
- ロシアのビジネス文化では交渉を遅らせる戦術や感情をむき出しにしたり、脅したり、他のプレッシャーを与える戦術を使うのは比較的一般的ですが、それに対してしっかりと拒否するのが重要になります。
- その代わりに、交渉においてはお互いにとっての利益を強調するために、できることは全てするようにしてください。
- ロシアの商談相手はしばしば多少の譲歩をする代わりに、主要な譲歩をあなたに求めてくることがあります。
- ロシアでのビジネスにおいてはすべての書面はとても重要になります。
- ロシア人は議事録のような「protokol」を持っていることで、そのミーティングで議論された内容の詳細について主張することがあります。
- 商談の最後に「protokol」は読み上げられ、出席者全員がその内容に納得した上でそれに署名をします。