ペルーPeru
商談 2/3
- 交渉の途中に担当者を変更することは、相手のペルー側にとっては交渉の中止を決断するきっかけとなりかねませんので避けるようにしてください。
- 一般的なルールとして、ペルー人は交渉相手との個人的な関係は構築しますが、組織との繋がりは構築しない傾向があります。
- 交渉においては契約の項目ひとつひとつを順番に議論するよりも、すべての項目について同時に交渉するようにしてください。
- 更には、余り重要/適切でないと思われるデータについて言及されたり、見直されたりすることもしばしばあります。
- 商談に際しては可能な限り丁寧に対応するように心がけ、相手に質問をし、対立を避けるように努力するようにしてください。
- あなたとの商談の場には多くの人間が出席/参加するかもしれませんが、最終的に決論を下すのは出席者の中で最も上位の立場の人間となります。
- 従って、その人間に判断を委ねると同時に、事前に十分な信頼関係を構築することが重要になります。
- ペルーでのビジネスの成功においては、サービスや商品の質は別とすると、誰が最も相手との信頼関係を構築し、維持しているかが鍵となります。
- すばらしいグラフィック効果やPCを使っての実演などのビジュアル効果を盛り込んだプレゼンは効果的に働きますので、積極的に採用することをおすすめします。
- 交渉の最中に相手を接待(食事)に招待する場合には、キーパーソンのみを招待するようにしてください。
- それ以外の関係者を招待する場合は、商談成立後にするようにしてください。
- ペルーのビジネス文化では様々な情報に関してはオープンに受け入れますが、意思や意見を変えることは簡単ではありません。
- 特に高い教育を受けている人間を除いては、情報の受取り方は主観的であり、連想的に判断する傾向があります。
- ペルーのビジネス文化では一般的に、個別に問題に取り組み解決する姿勢の方が、ある特定の法律やルールを守ることよりも重要であると考えられている傾向があります。
- ペルー文化においての真実は、物事に対しての個人の主観的な感情が基礎になっています。
- さらに、宗教とエリート意識が事実の受取り方に大きな影響を与えています。